ダイアナ元妃の死をめぐる映画、まもなく全米公開か 恋人の父親が資金援助したドキュメンタリー
1997年のダイアナ元英皇太子妃の死をめぐるドキュメンタリー映画『アンローフル・キリング(原題)/Unlawful Killing』が、アメリカを含む世界各国での公開がまもなく決定しそうだとハリウッド・リポーターが報じている。ダイアナ元妃と共に交通事故で亡くなった当時の恋人ドディ・アルファイドさんの父親から資金援助を受けて製作されたという本作は、今年のカンヌ国際映画祭にて世界初上映され、現在は各国の配給会社と交渉中だった。
本作は、パパラッチに追跡されたことが原因と考えられているダイアナ元妃の死を一般の論調とは違った視点でとらえ直したドキュメンタリー作品。本作の製作にあたってキース・アレン監督がイギリス国内の映画製作会社や放送局から資金援助を断られたというが、それを知ったドディさんの父親モハメド・アルファイドさんがスポンサーとなることを申し出たという経緯がある。本作は今年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、少なからぬ話題を呼んだ。
ハリウッド・リポーターによると、アルファイドさんの映画製作会社はカンヌ国際映画祭後、いくつかの配給会社と交渉を行った。その結果、アメリカをはじめとして、ロシア、スペイン、ベルギー、オランダなどの世界各国での上映の目処がついたそうで、「わたしたちは、北米で大規模な上映を行うことに決定しました。それが劇場かもしれませんし、テレビかもしれません」と担当者は明かしている。日本やイタリア、オーストラリアの会社も本作の配給に興味を持っていると同サイトは報じており、近い将来、日本で観られる可能性も高そうだ。(編集部・福田麗)