『スーパーエイト』で鮮烈デビューを果たしたジョエル・コートニー、次回作ではトム・ソーヤーに!
いよいよ日本公開が開始された、J・J・エイブラムス&スティーヴン・スピルバーグによるSFドラマ『SUPER 8/スーパーエイト』で主人公を演じる期待の新星ジョエル・コートニーが次回作でトム・ソーヤーを演じることがわかった。
映画『SUPER 8/スーパーエイト』は1979年のアメリカを舞台に、偶然撮影してしまった列車事故をきっかけとして、政府が隠す真実を追う冒険を繰り広げることになる映画少年たちの成長を描く作品。弱冠15歳のジョエルは、まったくの新人でありながら、みずみずしい魅力たっぷりに主人公のジョー・ラム少年を見事に演じきり、これからの活躍が期待されている。
そんな彼が次回作として、アメリカの小説家マーク・トゥエインが執筆した有名小説「トム・ソーヤーの冒険」の映画化作品に出演し、主人公のトム・ソーヤーを演じるとバラエティー誌が報じた。映画は1850年代のミズーリ州を舞台に、いたずら好きな少年トムと親友の宿なし少年ハックルベリー・フィンの冒険を描く。監督と脚本は、プロデューサーとして活動するジョー・カストナーが務め、当時のミズーリ州のような自然が残る、ブルガリアで8月に撮影を開始するという。
また、その撮影が終了した後には、インディーズ映画『ザ・ヒーラー(原題) / The Healer』の撮影が控えている。こちらは、離婚を目前で重い病に苦しむ父親が、2人の息子とのきずなを取り戻そうと出掛けた森の中で超自然的な現象に遭遇するという、まるで森林版『SUPER 8/スーパーエイト』(?)のような作品になるという。脚本と監督は、ウェズリー・スナイプスが主演した『ゲーム・オブ・デス』のジョルジオ・セラフィーニが手掛け、こちらは9月に撮影を開始する予定。
トム・ソーヤーを1か月間で演じたすぐ後に、森の中で超自然現象がテーマの作品を撮影するというハードワークをこなすことになっているジョエルだが、どちらも撮影の期間などから考えても注目の超大作とはいえなさそう。『SUPER 8/スーパーエイト』を受けて、現在さまざまなオファーが舞い込んでいるであろう彼の真価は、これから発揮されることになりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『SUPER 8/スーパーエイト』は全国公開中