鈴木京香、17歳年下の男性との不倫愛に挑む!「死の香りのする純愛映画です」女心より鮮明な映画版『セカンドバージン』
28日、映画『セカンドバージン』の撮影現場で囲み取材に応じた鈴木京香が、17歳年下の男性との不倫愛というスキャンダラスな設定でありながら、働く女性たちから多くの共感を得たことが、テレビドラマ版に引き続き、本作で同じ役柄を演じる励みになったことを明かした。本作は、昨年10月クールのテレビドラマとしてNHKで放送され、NHKのドラマとしては異例の過激な設定で注目を集めた同名テレビドラマの映画化作品。映画版では、テレビドラマ版よりも恋に悩む女心をより鮮明に描いていくという。
この日、長谷川博己演じるすでに妻を持つ17歳年下のネット証券会社社長・鈴木行と初めて出会うシーンの撮影を行った鈴木は、行と恋に落ちる前の仕事一筋に生きていた中村るいの、人を寄せ付けないキャリア女性としての押しの強さを発揮。初対面から行を圧倒したが、本作が働く女性の共感を得たのは、そんなるいが行と恋に落ち、行を前にすると弱い自分を見せざるを得なくなってしまうという女心を描き切ったからこそ。「(るいの)モデルはわたしだと思うの!」と話す女性が多かったと聞き、うれしかったことを明かした鈴木は、映画版はテレビドラマ版よりもそんな女心の心理描写が鮮明になったことを明かし、「働く女性というよりは、恋に悩むところが多くなっている分、自己投影して、心酔していただけたら」と語った。
テレビドラマ版では、さまざまな試練を乗り越え、一緒に暮らし始めたるいと行だったが、突然行が失踪し、2年後にシンガポールで再会。しかし、るいの目の前で行が銃弾に撃たれるという衝撃のラストが描かれた「セカンドバージン」。映画版では、二人の再会の舞台を、5年後、マレー語で泥の合流する場所の意味を持つマレーシア、クアラルンプールに移し替え、行が銃弾に倒れる前後の物語を中心に描いていくという。「(空白の)5年間に何が起きたのかを観てほしい」と語った長谷川は、囲み取材で、終始「るいさんのおっしゃる通りで……」と謙遜気味だったが、鈴木の「主演ドラマを終えて、一回りも二回りも大きくなって帰って来てくれた」という好評価を受け、最後は「死の香りのする純愛映画です」と自らの言葉で今回の映画を見事に表現し、映画をアピールしていた。(編集部・島村幸恵)
映画『セカンドバージン』は9月23日全国公開