AKB48・篠田麻里子、初主演作で参考にしたのは「ブラック・ジャック」!?独自のファッション論も披露
LISMOドラマ第26弾「くるみ洋品店」で携帯ドラマ初主演を務めるAKB48の人気メンバー篠田麻里子が、まだまだ駆け出しだという女優業への意気込みやファッション観について語った。本作は、自身もモデルとして活躍する篠田が洋品店の美人店主となって、さまざまなお客たちの悩みをファッションで解決してしまうというショートドラマだ。
モデルとしてのソロ活動のほか、すでにテレビドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」などで女優としての一歩を踏み出していた篠田にとって、本作は初めての携帯ドラマ作品。演じたくるみは洋品店の美人店主という設定なので、ぴったりのキャスティングかと思いきや、「くるみは、意外にクールに見えてそうでもなかったりするので、そこまで自分と似ているとは思わないですね」と決して素のまま演じたわけではない様子。それでも「人見知りしているときの自分に似ているかも」と役柄との間には共通点もあり、そのことが役づくりのきっかけになったようだ。
演じる上では、くるみの持つミステリアスな雰囲気を表現するのが難しかったという篠田は、「黙っていればミステリアスっていうわけではないので……笑っているんだけど、深い、みたいな」という役づくりのために手塚治虫さんの「ブラック・ジャック」を参考にしたらしい。そうして行き着いたのが「気持ちをこめない」という演技。篠田は「せりふって気持ちを込めて言うじゃないですか。ですが今回のくるみでは、ミステリアスな雰囲気を出すために、ちょっと棒読みっぽくしたんです。でも、うれしいときもあるだろうから、そういうときは素直にうれしさを表現したり」と真摯(しんし)に演技に取り組んだことを明かした。
本作ではファッションのアドバイスをする立場を演じている篠田だけに、プライベートではグループのメンバーにもあんまり相談したり、されたりすることがないというのはファンにとっては意外かも? 篠田は「自分が好きなものは、みんなに変だと思われても着ちゃうので。それに、失敗しないと成長しないから取りあえず着てみて、似合っていないというのに後で気付くという感じですね」と自分のファッションについて言及。「昔の服装を見ると恥ずかしいと思うときもありますけどね」と苦笑するなど、演技と同じく、ファッションでもひたむきなチャレンジを繰り返していることをうかがわせた。
AKB48ではアイドルとして、ソロ活動ではモデルとして活躍している篠田は、今後も女優業を続けていくことには意欲的。それでも女優として駆け出しであることも忘れておらず、本作の撮影でも自分からアイデアを出すのではなく、「与えられたものを自分なりにやってみる」と徐々にステップアップしていく考えだ。AKB48での活動との違いについては、「AKBでは自分をどう見せるかが一番だけど、女優は役をどう近づけるか、役をどう引き立たせるかっていう違いだと思います。だから自分を出すというよりは、役の気持ちを考えるという感じですね」を語った篠田は、本作の撮影を経てすっかり女優の顔に。今後については、「ぶっとんだ役がやりたいですよ。設定がぶっ飛んでいる方が面白いので」と意外な一面も見せていた。(編集部・福田麗)
LISMOドラマ第26弾「くるみ洋品店」は7月1日より毎週金曜日配信(全5話) 企画・制作:ROBOT 視聴方法などはオフィシャルサイト参照