佐藤隆太、石原都知事と固く握手! 第2の故郷、三宅島の魅力を訴える
1日、映画『ロック ~わんこの島~』の公開を記念して東京都庁で「三宅島パネル展」のオープニングイベントが行われ、三宅島一日観光大使に任命された俳優の佐藤隆太と共に石原慎太郎都知事がサプライズ登場し会場を沸かせた。
本作は三宅島の大噴火で離れ離れになった家族と犬のきずなを描いた感動作。三宅島ではおよそ40日間の撮影が行われたといい、一家の父親を演じた佐藤は「最初は(撮影は)20日の予定でしたが、雨や台風で40日ほどに延びました。スケジュールが遅れるのは撮影としては好ましくないですが、完成した今振り返るとキャスト・スタッフ一同泊まり込みで長い間滞在できたのは本当に良かったことだと思います」と三宅島で過ごした貴重な時間を振り返った。
また佐藤は、島の魅力にふれながら「島民の方々はわれわれが太刀打ちできない火山や自然をすべて受け入れて、島と共存しているんです。劇中のセリフにもあるのですが、島が生きているということを実感しましたし、島と共に島民の方が生きているということを実感しました」と力強くコメント。撮影を通して、三宅島が第二の故郷になったといい「本作を観ていただいて、多くの方が三宅島に興味を持ってくださったらうれしい。ぜひ足を運んでいただいて、いつか三宅島でお会いできることを楽しみにしています!」と三宅島へのあふれる思いをアピールした。
さらにこの日は、石原東京都知事も飛び入りで出席。石原都知事も三宅島の現状には胸を痛めていたといい「東北の方々もがんばっているけれど三宅島の方々もがんばってきた。こういう映画でいいキャンペーンになって三宅島に友情を感じていただければいいと思う」と三宅島の活性化を訴え、佐藤と固く握手を交わしていた。
映画『ロック ~わんこの島~』は実話を基に一人の少年と一匹の犬とのきずなをつづる感動作。2000年8月の三宅島大噴火により島から避難を余儀なくされた一家が、飼い犬ロックと苦渋の別れや避難生活などさまざまな困難に直面しながらも、再び故郷の三宅島に帰りロックと一緒に暮らそうとする姿を描く。(取材・文:中村好伸)
映画『ロック ~わんこの島~』は7月23日全国公開