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『ウォーターボーイズ』矢口史靖監督最新作!ロボット×がんこジジイ『ロボジー』主演は無名の老人俳優?

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ロボット×がんこジジイ!!
ロボット×がんこジジイ!!

 ミッキー・カーチスが、無名の新人俳優・五十嵐信次郎として、映画『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督最新作『ロボジー』で、主演の座を射止めたことがわかった。本作は、二足歩行ロボット作りに失敗した弱小家電メーカーの3人組が、応急処置として中におじいさんを入れてロボット博に出場したことから巻き起こる珍騒動を描いた作品。トレードマークだったロマンスグレーの長い髪も、長いひげも「どうにでもしてくれ!」とバッサリと短く切ったミッキー・カーチスは、いままでのキャリアもすべてかなぐり捨て、五十嵐信次郎として再デビュー。純粋な日本人であったならばこういう名前が良かったと自身で付けた五十嵐信次郎という新たな芸名で、全身全霊撮影に臨んだ。

 今回五十嵐が射止めた“ガンコジジイ”鈴木重光役のオーディションには、著名な落語家から、シルバー人材センターで働くリアルなおじいちゃんまで、幅広い“老人”がオーディションに参加。「コメディーが好きなので、矢口作品は全部観ていました」と話す五十嵐は、オーディションに受かったときの感動を、「バリバリテンションが上がりました。本当に、純粋にうれしい瞬間でした」と振り返る。総重量30kg、撮影開始時には2時間も要していたほど身に着けるだけで重労働のロボットを着ての撮影には、苦労も多かったはずだが、撮影を「台本も、今までにない内容で、撮影中もずっとわくわくして楽しんでいました」と振り返る五十嵐は、さすがパワフルだ。

 妻夫木聡上野樹里などのブレイクに一役買ってきた矢口監督は、五十嵐のほか、ほとんどのキャスティングでオーディションを実施。弱小家電メーカー「木村電器」のドタバタトリオ役に濱田岳チャンカワイこと川合正悟川島潤哉、3人組が作り出したロボットのおっかけになってしまう一風変わった女子大生役に吉高由里子を抜てき。そのほか、ケーブルテレビ記者役で田畑智子、五十嵐演じる鈴木重光の娘役で和久井映見、木村電器社長役で小野武彦ら、矢口監督作品常連の個性派俳優陣もキャストに名を連ねた。

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 矢口監督が、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した2004年公開の映画『スウィングガールズ』直後からあたためてきたという本作。ロボットを研究する各大学を回り、1年以上の取材を行い、頭は電器釜、胸はガスメーター、背中は湯沸かし器と、“白物家電の会社の連中がスクラップを集めて作った中古感”にあふれたキュートな“二足歩行ロボット”が完成した。かつて鉄鋼で栄えた古い街並みの残る北九州で、繰り広げられる弱小家電メーカーの3人組と、一人暮らしのガンコ老人、ロボットおたくの女子大生が繰り広げるドタバタ喜劇。矢口監督自身、「これよりもおかしな映画はしばらく撮れない気がする」と太鼓判を押す一作には期待が持てそうだ。(編集部・島村幸恵)

映画『ロボジー』は2012年正月全国公開

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