AKB48の前田敦子が「情熱大陸」に登場!「わたしは嫌われやすい…」カメラの前で初めて語るトップアイドルの本音
AKB48の前田敦子が、7月10日、MBS・TBS系列にて午後11時20分より放映される「情熱大陸」に出演することがわかった。同番組は、前田がソロ活動を開始した今年の5月から取材を続けており、初めてのソロデビューシングル「Flower」の初披露や、1か月におよそ20冊という数の雑誌の表紙撮影、初主演映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の初日舞台あいさつ、7月から始まる連続ドラマの撮影の様子、そして第3回選抜総選挙……と怒涛のスケジュールをこなす前田に密着。約2か月の取材の中で、国民的アイドルと呼ばれるAKB48の頂点に立つ彼女の魅力に迫る。
ソロデビュー、映画の初主演……次々にやってくる新しい挑戦の日々のなか、前田にとって、AKB48にかかわるすべての少女たちにとって大きなイベントが、総選挙だった。「第3回AKB48選抜総選挙第1位、前田敦子」、のしかかる重圧の中で、トップの座に返り咲いた19歳の前田は、ステージの上で、「わたしのことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!」と号泣しながら叫んでいた。多くの報道陣が集まり、街では号外が配られ、翌日のニュースはAKB一色に染まった。これまでの取材では総選挙について「それはファンの方が決めることだから」と自分の感想や意見をあまり語らなかった前田が、2か月に渡って彼女を見守り続けたカメラの前で、初めて本音を語った。
番組のプロデューサーに名を連ねるのは、巨匠・大島渚監督の次男で、唐十郎に密着取材して第17回 日本映画批評家大賞ドキュメンタリー作品賞を受賞した、映画『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』の監督、大島新。これまで多くの人物ドキュメンタリーを手がけてきた大島氏は、前田の印象を「仕事の現場ごとにスイッチがある人。にこやかな前田さんもいれば、スイッチが入れば近寄りがたくなる、人を寄せ付けないものがある。そういう時には誰も近寄れない……、そんな一面がある人」と語る。大島氏は、「学校の運動会でも“順位をつけない世代”といわれている時代の少女が、総選挙という巨大なビジネスのもと、恐ろしい競争社会を生きている。その“凄み”が番組のなかから見えてくる気がしています」と語った。
先に紹介したインタビューで前田は、1位に返り咲いた裏側につきまとうアンチの存在を指摘されると、「なんかわたしってきっと、嫌われやすいのかなって思うんです」と認めた上で、「わたしもただの人間なので、ショック受けることも普通にあるんですけど……、悲しいって気持ちに自分が負けなければいい話じゃないですか」と語った。たった一言の言葉からも、“絶対エース”と呼ばれ、AKB48の中心に立ち続けてきた彼女の芯の強さが伝わってくる。
番組では、14歳のときの映像や、秋元康をはじめ、普段一緒に仕事をしている人にも取材をし、19歳の前田敦子をさまざまな角度から見つめて行く。放映当日は、前田のハタチの誕生日、番組スタッフたちは放映ギリギリとなる誕生日の朝の彼女まで撮影するつもりだという。AKB48、前田敦子が送る10代最後の日々の記録に、今から注目が集まりそうだ。(編集部:森田真帆)
「情熱大陸~AKB48 前田敦子~」は、7月10日、MBS・TBS系列にて午後11時20分より放映