間寛平 、24時間テレビランナーの徳光和夫が心配「70ですからね…無理せんように武道館に向かってほしい」
2日、「間寛平 presents デカスロン体験イベント」が江東区の東京都立夢の島競技場で開催され、「アースマラソン」に続いて「デカスロン」に挑戦することを表明した寛平が本競技の魅力について語った。
今年の1月21日に、ヨットとマラソンのみで世界一周をする「アースマラソン」を完走したばかりの寛平だが、還暦を過ぎてなおその意欲はとどまるところを知らないようだ。彼が次なるチャレンジに掲げたのは「デカスロン」。100メートル走、走幅跳、砲丸投、走高跳、400メートル走、110メートルハードル、円
盤投、棒高跳、やり投、1500メートル走など2日間で10種類の競技を行い、その総合得点を競い合う競技のことである。瞬発力や持久力など様々な分野における身体能力が必要とされるため、大会の優勝者は「キング・オブ・アスリート」として称賛されることになる。
この日は、小学生くらいの子どもから、初老の方たちまで、男女問わず幅広い層が参加。中には経験者もいたが、ほとんどは今回が「デカスロン」初挑戦という人たち。参加者の中には芸人の波田陽区もプライベートで参加、子どもたちと一緒にスポーツを楽しんでいた。イベントでは、「デカスロン」の日本記録保持者である松田克彦氏の指導のもと、50メートル走、棒高跳び、走り幅跳びなど、「デカスロン」の競技にチャレンジ。寛平は、そのチャレンジする人たちの側に寄っては、「大丈夫! 最初は出来ないと思うかもしれませんけど、先生の言うことを聞いて練習すればちゃんと上達しますから!」と叱咤激励。しかし、いざ競技を始めてみると、参加者のスキルは予想以上に上達。寛平も「みんな出来へんかと思っていたけど、全然そんなことない。僕より出来たなぁ。本当にすごいね」と感服した様子だった。
そもそも寛平がデカスロンをやろうと思ったのは、家族で出来るスポーツであったことがあるそうだ。「もちろんマラソンもいいんですけど、家族でお父さんを応援し、そしてお母さんを応援し、そしてお父さんお母さんが子どもを応援出来るというデカスロンがいいなと思ったんですよ」とその魅力を語る寛平は、参加者が競技を楽しそうに行っている姿を見て、「おれも頑張らなきゃいかんな。皆さんにもぜひともやってみてもらいたいですね」と改めて誓いを立てていた。そして「いつかデカスロンの大会を開催したい」と夢を語る寛平。くしくも会場のBGMには故・忌野清志郎さんが寛平さんのために書き下ろした曲「RUN寛平RUN」が流れていた。
ところで間といえば、1992、1993、1995年と、24時間テレビの「24時間マラソン」ランナーを3回務めたことがある。そんなことから、今年のランナーの徳光和夫について「70ですからね。心配ですよ」と心配そうな表情。そして「無理せんように、武道館に向かってほしい。もしあれやったら、どっかで応援行きますから」とコメントすると、「徳光さん、だらだら走っとったら……、(両方の人差し指を顔の前で指しながら)こら、め!」というギャグでエールを送った。(取材・文:壬生智裕)