マイティ・ソーがちっちゃくなっちゃった!?超かわいい「リトル・ソー」が活躍するパロディー映像が話題に
いよいよ日本公開がされた、クリス・ヘムズワース主演のヒーロー映画『マイティ・ソー』の、劇中のソーよりはるかに小さく、かわいらしいリトル・ソーが登場するパロディー動画がアメリカで話題になっている。
この映像は、自動車販売大手のフォルクスワーゲン グループがアメリカ最大のスポーツイベント、スーパーボウルで放映し、大人気となったCMを完全にパロディーにしたもの。基になったCMでは、『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ダース・ベイダーにふんした少年が、劇中の超能力「フォース」を使って飼い犬や人形、サンドイッチを引きつけようとと奮闘する姿を追う。当然反応はないが、最後に父親のフォルクスワーゲンにフォースを使おうとトライすると、見事車のエンジンがかかる! というもの。
それを見守る父親の手には、リモコンキーが握られているわけだが、見事自分が「フォース」を使える!? と証明した瞬間、「今の見た!?」とばかりに両親を見るミニ・ベイダーの姿が何とも愛らしい。自分には特別な力があるはず! と誰もが思っていた少年時代を思わせるこのCMは、YouTubeでの再生数が7月4日の時点で4,000万回を突破。あまりの人気に、ミニ・ベイダーを演じた少年がテレビに出演するなど、全米で大反響となっている。
そして、このCMを徹底的にパロった『マイティ・ソー』ならぬ「リトル・ソー」の映像では、小さな体によろいをまとい、力の源であるハンマーを手にした少年が登場。ミニ・ベイダーよろしく、いろいろなものに「神の力」を行使しようとするも、やはり反応はなし。そして帰宅したお父さんの車に神の力を行使しようとすると……と、オリジナルを忠実になぞった展開を見せる。しかし、かわいらしい結末のオリジナルと違い、こちらでは、少年の両親も大ショックな、ソーの力がフルに発揮される結末で幕を閉じる。「君にもソーの力が眠っているかも!?」と少年たちに夢を与えるような結末となっており、実にヒーロー映画のPRらしいパロディーになっているといえるだろう。こちらも本家には及ばないものの、YouTube上で現時点200万回以上再生される人気動画となっている。
映画『マイティ・ソー』は浅野忠信が念願のハリウッドデビューを果たしたことで話題の、マーベルコミック映画最新作。傲慢(ごうまん)さがあだとなり、神の世界から地球に追放された主人公・ソー(クリス)の戦いと成長を描く作品で、ナタリー・ポートマンとアンソニー・ホプキンスも出演する。(編集部・入倉功一)
映画『マイティ・ソー』は全国公開中