ドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」、林遣都と桐谷美玲らが完成披露試写会に登場
13日、人気コミックを実写化したドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」の完成披露試写会がSME乃木坂ビルにて行われ、主演の林遣都、桐谷美玲、飯塚健監督が登壇。主演の林は「監督から『主演というのは座長だからね』と言われて。そしたら小栗旬さんはじめ共演者の方々から『お前、座長なんだってな』と言われ、それ以来撮影中に共演者の方から『座長』と呼ばれるようになりました。そう呼ばれるのは最初プレッシャーだったけど、だんだん心地よくなりました(笑)」と主役として奮闘した撮影現場の様子を語った。
本作は「聖☆おにいさん」で手塚治虫文化賞短編賞を受賞した中村光の同名人気コミックを実写化した作品。ひょんなことから荒川河川敷に住みつくことになった大財閥の御曹司リク(林)と、そこで出会った自称「金星人」の美少女ニノ(桐谷)をはじめ、奇怪で個性の強い住人たちの交流を描くラブ・コメディーだ。劇中では小栗旬がカッパの村長に、山田孝之が星にふんし(!?)話題を呼んだほか、城田優、片瀬那奈、安倍なつみなど深夜ドラマとしては異例の豪華キャストが集結。2012年2月には映画版の公開も決定している。
今作が連続ドラマ初主演となる林は、豪華共演者が強烈なキャラクターにふんしている現場について「笑いをこらえるのが大変。顔がゆるまないように、気を張ってやっていました」と苦労を語った。印象に残ったエピソードについて聞かれると「小栗さんが僕をよく笑わせて、集中力をそごうとしていました。でも後で『この作品は主役のリクが村に来て人間が変わっていく姿を描いているから、同じように遣都君自身の表情も柔らかくなっていけば、と思ってやっていた』と言われて感激しました」と先輩の気遣いに感謝をしていた。
一方、金星人という奇抜な役柄を演じた桐谷は「(ヒロインの)ニノってどういう子なんだろうと思って、ジャージと上履きを身につけて生活してみたり、髪の毛もブリーチしました」などと役づくりは試行錯誤の繰り返しだった様子。撮影中のエピソードについては「カッパ役の小栗さんと、星役の山田さんは、休憩時間もそのままの姿なんです。2人があの姿でおにぎりやお弁当を食べたり、食後に口のメイクだけがとれていたりする姿がシュールで癒やされました(笑)」とやはり先輩の実力派俳優の2人とのほほえましいエピソードを明かしていた。
「荒川アンダー ザ ブリッジ」は漫画雑誌「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載中の人気コミックを、映画『彩恋 SAI-REN』や『放郷物語 THROES OUT MY HOMETOWN』の飯塚健監督が実写化した作品。ドラマ版は自称・金星人のニノ(桐谷)が人間のリク(林)に恋を教えてもらうという大枠のストーリーで展開。一方、映画は絶対に人に借りを作ってはいけないと父・市ノ宮積(上川隆也)から教育されてきたリクと父親の親子の話がメインとなる。(古河優)
テレビドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」は7月30日(深夜0 : 30~)からMBS(毎日放送)で、7月26日(深夜0 : 55~)からTBSで放送
映画は2012年2月に新宿ピカデリーほか全国公開