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総座席数約2,500席の映画館!新宿コマ劇場跡地に都内最大級「TOHOシネマズ新宿(仮称)」が2015年春オープン予定!

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「新宿東宝ビル ワシントンホテル(仮称)」を新築!発表会見の様子
「新宿東宝ビル ワシントンホテル(仮称)」を新築!発表会見の様子

 11日、東宝株式会社と藤田観光株式会が都内で会見を行い、2008年に閉館した新宿コマ劇場及び新宿東宝会館跡に、シネマコンプレックスとホテルを核にした複合ビル「新宿東宝ビル ワシントンホテル(仮称)」を新築することを発表した。同ビルには「TOHOシネマズ新宿(仮称)」「ワシントンホテル」が入ることが発表され、オープンは2015年春を予定しているという。

 新築される「新宿東宝ビル ワシントンホテル(仮称)」は、地上130メートル(31階建て)。「ワシントンホテル」は9階から31階に入るといい、東宝株式会社の子会社であるTOHOシネマズ株式会社の運営するシネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿(仮称)」は、全12スクリーンで全スクリーンにデジタルプロジェクターを導入。総座席数は約2,500席と都内最大級で最新鋭のシネマコンプレックスになる。

 上映作品はバラエティーに富んだラインナップを予定。会見に出席した東宝株式会社専務取締役の中川敬氏は「ハリウッド大作や人気の日本映画など国内外の作品だけでなく、単館系などのアート作品や韓流などのアジア映画、アニメなども上映したい」とし、映画作品以外にも「デジタルプロジェクターの特性を生かしてコンサートや演劇、スポーツなどのライブビューイング行いたい」と説明した。さらに、新宿歌舞伎町という多種多様な人々が集う街だけに「ちょっとした映画祭もやってみたい」と展望も示した。また、ワシントンホテルを運営する藤田観光株式会社取締役の八丁地園子氏も出席し、「家族で映画三昧パックや、おじいさんと一緒にゴジラを見られるプランなども検討中です」とホテルと映画館とが連携したプランも検討中と明かした。

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 そのほか、「TOHOシネマズ新宿(仮称)」の設立理由について中川氏は「新宿バルト9や新宿ピカデリーにより新宿に映画ファンが戻り始めている」と新宿での集客の見込みを予見。年間集客数は「最低でも100万人」を目指し、「マーケットとしては拡大すると思う。当ビルによって周囲も活性化していけば」と展望と期待込めた。

 新宿コマ劇場は1956年12月28日から2008年12月31日までおよそ50年間運営され、演歌の殿堂として美空ひばりら演歌歌手の座長公演をはじめ、数々のミュージカル作品も上演していた。(取材・文:中村好伸)

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