ジョニー・デップ、ディズニーとの新作企画2本が進行中!「事件記者コルチャック」リメイクと独立戦争前夜の歴史ドラマ
ジョニー・デップが、新たにディズニーが企画している新作映画プロジェクト2本の主演候補に挙がっているとDeadline.comが報じている。一つは1970年代のテレビシリーズ「事件記者コルチャック」のリメイクで、もう一つはポール・リビアの「真夜中の騎行」をモチーフにした歴史ドラマ。どちらも、映画『アリス・イン・ワンダーランド』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど、最近のディズニーのヒット作をけん引しているジョニデの新たな代表作となり得る作品だ。
ジョニー・デップ主演最新作の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』場面写真
Deadline.comによると、ジョニデの製作会社Infinitum Nihilが現在ディズニーと企画を進めているのは、1970年代に人気を博したテレビシリーズ「事件記者コルチャック」のリメイク映画。タイトルの通り、通信社の記者コルチャックが事件に巻き込まれるさまを描いた作品だが、登場するのは吸血鬼や宇宙人、ゾンビといった超常現象がらみのものばかり。ある種のテンプレートに沿った展開とユニークな題材の組み合わせが楽しいシリーズで、2005年には「ナイト・ストーカー」としてリメイクもされている。今回のリメイク映画化に際しては、まもなく脚本家探しに乗り出す段階だといい、主演候補にはジョニデが浮上しているのだという。
もう一つ、ディズニーとInfinitum Nihilが共に製作を予定しているのは、南北戦争前夜の英雄ポール・リビアに材を採ったタイトル未定の歴史ドラマ。1775年のレキシントン・コンコードの戦いで伝令として走り回ったポールは、後にその活躍が「真夜中の騎行」としてロングフェローの詩に詠まれ、今ではアメリカ中の人はその名前を知る存在。脚本家はすでに映画『バットマン フォーエヴァー』のリー・バチェラーとジャネット・スコット・バチェラーに決定しており、こちらもジョニーが主演を務めることが濃厚だという。
今年公開された映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉 』『ランゴ』のどちらも全米ナンバー1ヒットを記録しているジョニデは現在、盟友ティム・バートン監督の新作『ダーク・シャドウズ(原題) / Dark Shadows』の撮影中。今年11月には主演映画『ザ・ラム・ダイアリー(原題)/ The Rum Diary』の公開が決定しているほか、人気テレビシリーズ「ローン・レンジャー」のリメイク映画化に出演することも発表されており、ファンですら今後の予定を把握するのは至難の業という売れっ子ぶりだ。出演した映画をことごとくヒットに導いてきたジョニデは、もしかしたら今最も忙しいハリウッド・スターといえるかもしれない。(編集部・福田麗)