新作ラッシュを前に嵐の静けさ?『SUPER 8』が3週連続首位をキープ!『パイレーツ』は2位に再浮上!
映画週末興行成績
週末の怒涛(どとう)の新作ラッシュを前にした、嵐の前の静けさなのか、全体的に動きの少なかった今週の映画ランキングでは、『SUPER 8/スーパーエイト』が3週連続で首位を獲得し、好調さをキープしている。本作の土日成績は動員が10万7,060人、興収が1億4,238万3,500円。公開17日間の累計成績は動員100万7,153人、興収12億5,170万5,900円となった。
ベストテンの中で唯一ランクアップを果たしたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』で、前週からワンランクアップの2位。公開されてから8週の間、ずっと3位圏内をキープし続けている。累計動員は551万6,457人、累計興収は84億3,499万2,550円となり、興収ランキング順ではトップ。これから『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『カーズ2』など強力な3D作品が続々と公開される中で、本作の成績が今後、どのように推移していくのかにも注目したい。
公開3週目となる『アンダルシア 女神の報復』は3位でワンランクダウンだが、興収10億円を突破している。そして今週唯一の初登場作品となったのが、4位の『アイ・アム・ナンバー4』。8日の金曜日に全国262スクリーンで金曜公開され、公開3日間で動員8万3,129人、興収1億181万8,400円、土日の成績は動員6万1,945人、興収7,706万8,800円となった。5位は公開2週目となる『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』がワンランクダウン。しかし、90スクリーンという小規模公開ながらスクリーンアベレージは非常に高く、早くも動員22万7,697人、興収3億290万3,900円を記録した。
公開4週目となる『小川の辺』は6位で、同順位をキープ。公開2週目の『マイティ・ソー』は7位で2ランクダウンとなった。そして8位の『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』、9位の『パラダイス・キス』、10位の『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』、11位の『星守る犬』は、それぞれ先週よりワンランクずつダウンとなっている。
今週末は、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『コクリコ坂から』、そして2作品が同日公開となる『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』という4本の強力作が対決。その他、『大鹿村騒動記』『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』『Peace ピース』『デビル』なども公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)