深津絵里と西田敏行がデュエット!『ステキな金縛り』の主題歌に!三谷幸喜監督「紅白を目指したい」
深津絵里と西田敏行がスペシャルユニットを結成し、自身が出演する三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON』の主題歌を担当することが明らかになった。映画のサブタイトルでもある「ONCE IN A BLUE MOON」と名付けられた主題歌は、三谷監督自らが作詞を手掛けたオリジナルソングで、サントラとして発売を予定しているが、「できればシングルカットして、紅白を目指したいです」と三谷監督はユーモアたっぷりにコメントしている。
映画『ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON』場面写真
映画『ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON』は、失敗続きのダメ弁護士エミ(深津絵里)が、とある殺人事件を担当したことから始まる痛快なドタバタ劇。無罪を主張する被告人が、事件当夜金縛りにあっていたというアリバイを証明するために、金縛りのもとである落ち武者の幽霊(西田敏行)を証言台に立たせるという三谷監督ならではのオリジナリティーあふれる法廷ミステリーだ。
そんな本作で深津と西田がスペシャルユニットを組み、主題歌を担当することになった。また、法廷シーンに登場する被告人役のKAN、一切の超常現象を信じずエミの前に立ちはだかる検事役の中井貴一、エミのボス役の阿部寛、裁判官役の小林隆が「法廷ボーイズ」という名でコーラスを担当。豪華な楽曲が誕生することとなった。作詞を手掛けた三谷監督は、「子どものころからディズニー映画でよく使われている、劇中で時間の経過を音楽(挿入歌)でつづるという演出が大好き」だったそうで、自身の作品でも取り入れたいと思っていたという。はじめは挿入歌として制作された本楽曲だったが、その素晴らしい出来に主題歌として採用することになった。
映画『ザ・マジックアワー』でも美声を披露した深津と、歌手としての才能もいかんなく発揮している西田がデュエットし、エミと落ち武者幽霊の関係を表した本楽曲について、「カラオケなんかでも歌いやすいように、限定し過ぎず、ラブソングにもなるようないろいろな意味を含ませることを意識しました。今は、サントラとしての発売ですが、できればシングルカットをして、紅白を目指したいです」と三谷監督は工夫を語り、紅白という大きな目標を掲げた。笑いの仕掛けが満載の三谷作品を実力派の俳優陣が歌でも盛り上げる本作。作品全体のエンターテインメント性の高さがうかがえ、その完成度に注目が集まりそうだ。(編集部・小松芙未)
映画『ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON』は10月29日より全国東宝系にて公開