小出恵介&水沢エレナW主演、山田悠介「スイッチを押すとき」映画化決定!
映画『リアル鬼ごっこ』『×ゲーム(バツゲーム)』『アバター』の原作者として知られる山田悠介の小説「スイッチを押すとき」が、小出恵介と水沢エレナのW主演で映画化されることがわかった。本作は、自殺の原因を探る国家プロジェクトの実験材料として監禁され、自殺装置を持たされた10人の子どもたちの中で7年間生き続けた6人の姿を描くヒューマン・サスペンス。小出は、6人を揺り動かす謎めいた監視員・南洋平を演じ、2008年に放送されたテレビドラマ「恋空」で主演に抜てきされ注目を集めた水沢が、6人の若者の中の1人、高宮真沙美にふんするという。
映画『風が強く吹いている』、テレビドラマ「JIN -仁-」「奇跡の動物園2010 旭山動物園物語」と度々共演してきた小出と水沢。本作では、佐野和真、與真司郎(AAA)、太賀、坂本奨悟、菅野莉央、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦と共に生きるためにもがく若者たちの姿を体現することになった。小出は、「山田悠介さんの世界観や南洋平という複雑なキャラクターを具現化する作業は非常に難しかったですが、とにかく思い切って演じさせていただきました」と演じる上での苦労を振り返り、水沢は「この作品に携わり、今まで『当たり前に生きていたこと』が当たり前ではない。1日1日をもっと大切に生きよう、と考えるようになりました」といろいろと得るものが大きい経験となったことを明かした。
『スイッチを押すとき』は、これまでに舞台化、成宮寛貴の主演によりテレビドラマ化もされてきた作品。小出は「切なく孤独極まる洋平が、6人の子供達と出会い人間を取り戻す、人間になっていくというお話です。寄り添うように見ていただければと思います」、水沢は「この映画を見ていただいた方にも、自分の将来や大切な家族のことを改めて考えるきっかけになればと思います」とそれぞれ作品をアピールしている。(編集部・島村幸恵)
映画『スイッチを押すとき』は9月17日新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開