三上博史主演のドラマ「下町ロケット」原作が第145回直木賞受賞!町工場の最先端特許をめぐり大企業との熱き戦い
WOWOWの連続ドラマW「下町ロケット」の池井戸潤による同名原作が第145回直木賞を受賞した。池井戸は2006年の「空飛ぶタイヤ」、2009年の「鉄の骨」でも直木賞候補に挙がっており、今回は三度目の正直での受賞となった。三上博史、渡部篤郎、寺島しのぶが出演するドラマは、8月21日よりWOWOWにて放送される。
今回直木賞を受賞した池井戸潤の原作は、小さな町工場が取得した最先端特許をめぐった中小企業と大企業の熱き戦いを中心に、日本の町工場の優れた技術や職人と呼ばれる技術者の魅力を見事に描いたもの。同作を原作にしたドラマに主演する三上も「このような(東日本大震災後の)状況の中でどんなことをしたら(日本が)元気になれるかという話をプロデューサーさんとして、参加したいと思った」と語っており、現在の日本を盛り上げてくれる作品であることは間違いない。
池井戸は、自らのキャリアを生かした金融ミステリー「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。その後も大手の自動車メーカーのリコール騒動に想を得た「空飛ぶタイヤ」などリアリティーあふれるエンターテインメントを書き続けている。直木賞候補にも挙がった「空飛ぶタイヤ」は2009年にWOWOWでテレビドラマ化されている。(編集部・福田麗)
連続ドラマW「下町ロケット」は8月21日よりWOWOWにて毎週日曜よる10:00放送(初回無料放送、全5話)