ジェーン・フォンダ、テレビ・ショッピングの番組出演を取り消される
アメリカのテレビ・ショッピング・チャンネル、QVCへゲスト出演することになっていたジェーン・フォンダが、急きょ番組側から出演をキャンセルされた。
ジェーンは当初、新しく出版される自著「プライム・タイム」の宣伝のためにこの番組に出演する予定だったが、QVCチャンネルはジェーンの出演を急きょ取りやめた。具体的な理由をあげていないが、「私たちは24時間ライブ放送をしており、年に2万2000人ものゲストを招いています。急なスケジュールの変更は珍しいことではありません」と語っている。一方ジェーンは、自身のウェブサイトで出演取り消しを発表。視聴者からQVCチャンネルに、ジェーンが過去にベトナム反戦運動に関わっていたことに対する批判の電話が多く寄せられたことを明らかにしている。ジェーンは1970年代にベトナム反戦を掲げ、1972年には北ベトナムのハノイを訪問したが、このとき、米軍機を追撃した高射砲に座って写真を撮ったことで、「ハノイ・ジェーン」と呼ばれ批判を浴びた。ジェーンは後にこの訪問について謝罪しているが、今もまだジェーンのことを「裏切り者」として見る人もいる。
ジェーンは芸能ウェブサイト「ザ・ラップ」のブログに記事を投稿し、出演取りやめの決断について「とても残念」と語っている。(竹内エミコ)