人魚はいた!?ピース綾部らが人魚のはく製を目にしてギョ!荒俣宏プロデュース展覧会は未確認生物がいっぱい!
26日、横浜中華街のよしもとおもしろ水族館で、特別企画「NO-UMA展」大好評御礼! 記者会見が行われ、本展覧会を監修する博物学者・荒俣宏の私物である人魚のはく製が披露され、ピースの綾部祐二、又吉直樹ら、よしもと芸人たちがギョギョギョ! と驚きの表情を見せた。
荒俣といえば、映画化もされた「帝都大戦」などを書いた作家としての面だけでなく、その幅広い雑学知識を活かした博物学者として熱心に活動していることはよく知られている。そんな荒俣が「未確認生物はここで確認できる」として本水族館内にプロデュースすることになったのが「NO(否定)-UMA(未確認生物)展」だ。ツチノコ、人魚、天狗、河童といった生物は、日本の代表的なUMAとして知られているが、この展覧会は未確認だと思われた生物が実際にいた!? という趣旨で行われている。
荒俣によると、この展覧会の礎になったのは、300年ほど前にヨーロッパで出版された、アジアの動物図鑑だったという。そこには人魚や、金色と紫の縦じま模様が非常にゴージャズな天皇の魚(タテジマキンチャクダイ)といった生き物が掲載されていた。「でも当時のヨーロッパの人たちは、これはみんなうそだと思っていたんです。それがつい最近、この図鑑に入っている生物に実物がいることがわかったんです! まさに本物はいる。これはもう忘れ去られた博物学の楽しみ方を子どもたちに知ってほしかったんです。昔は、人魚やネッシーも追いかけるなんてことがありましたけど、未確認の生物を追いかけるのが楽しさだった。地球の面白さをぜひ知ってほしい」と本展覧会の趣旨を語った。また、荒俣が所蔵しているという人魚のはく製が披露されると、ピース綾部を筆頭に皆がギョギョっと驚いた表情に。荒俣は「昔から、ヨーロッパでは出回っていたものなんで、時々骨董品屋に売っているんですよ」とこともなげに話すが、まさかの人魚の登場に、騒然となる会場内であった。
そんな流れで「地球上にいてほしい未確認生物は?」と聞かれたピース綾部は、「いてほしいランキングがあったら、天狗がかなり上位に入りますよね。天狗って、すごくファンタジックというか、夢がありますもんね」とコメント。すると「売れっ子になって、天狗になったりしていませんか?」とツッコミが入り、「やめてくださいよ! そういうこと言うと、茨城の親から『そういう風に育てたつもりはない』って電話がかかってくるんですから」とあわてふためいて会場を笑わせていた。
「NO-UMA展」では、海のカメレオンである「ハープーンカメレオン」、金槌のような形の「シュモクガメ」宇宙人のような人魚「ジェニーハニバー」、エビのしっぽをした魚「エビウオ」といったNO-UMA生物を展示するほか、もう中学生の「世界初の見えるオナラ」、佐久間一行がR-1グランプリを獲得したときの「井戸」、ダイノジ大地洋輔の「エアギター」といったよしもと芸人たちのNO-UMA(?)小道具も展示されている。ここに展示されているものを「信じるか信じないかはアナタ次第」である。(取材・文:壬生智裕)
よしもとおもしろ水族館特別企画「NO-UMA展」は8月31日まで開催予定