スティーヴン・スピルバーグ監督、バカンス中にサルデーニャ島の住民から通報される
スティーヴン・スピルバーグ監督が、自身が所有する豪華クルーザーでイタリアのサルデーニャ島をバカンス中、地元住民から「規則違反」として通報されてしまった。
ガーディアン紙(電子版)によると、スピルバーグ監督は、友人で女優のグウィネス・パルトローらを連れてクルーザー・バカンスを満喫していたが、島の沖合いにクルーザーを停泊させ、そこからボートへ乗り換えて人気のビーチ「ポルト・リーシャ」へ向かおうとしていた。ところが、それを見た地元住民が沿岸警備隊へ通報したという。この地区では、エンジンをつけたままの船は海岸から300メートル以内に入ることができない規則になっており、通報を受けた沿岸警備隊職員は、「規則違反で罰金になります。毎年夏になると似たような通報をたくさん受けますが、特に最近、海水浴中の人がボートのスクリューに巻き込まれ死亡する事故がありましたから、通報はとても多くなっています」とのこと。
人気の観光地であるサルデーニャ島では、海水浴客の安全管理や自然保護のため多くの規則がもうけられており、6月にも、イギリスのテレビ局が撮影のために無許可でビーチにソファーを設置したとして取り締まりを受け 後にイタリア文化省の政務次官からイギリスのキャメロン首相へ抗議があったという。
スピルバーグ監督は、今回の規則違反で150ドル(約1万1,600円)の罰金を課されたが、警備隊職員によると「明らかに彼は規則のことを知らなかったし、とても紳士的な対応をしていました。罰金は翌朝すぐに支払われました」とのこと。休暇先として人気の島だけに、クルーザーやヨットでバカンスに出かけることの多いセレブは注意が必要だ。(竹内エミコ)