狩野英孝、被災で倒壊した実家の神社の100パーセント復興を報告!復興ギャグを披露するも会場は失笑の嵐!!
4日、渋谷C.C.Lemonホールで開催された「東日本大震災チャリティイベント コンテンツリーグライブ 笑顔の力」記者発表会見が行われ、宮城県の実家の神社が被災した狩野英孝が「実家は100パーセント復興しました」と報告、さっそく復興ギャグを披露したものの、周囲は失笑の嵐となった。この日は同ライブ総合MCの名倉潤(ネプチューン)のほか、TKO、アンガールズ、カンニング竹山、東京03、おかもとまりらも囲み取材に応じた。
本イベントは、お笑いDVDの販売などを行う株式会社コンテンツリーグが主催する、「笑顔の力」で被災地の人たちを支援しようという趣旨で行われるチャリティーライブ。イベントの趣旨に賛同した「ワタナベエンターテインメント」「タイタン」「プロダクション人力舎」「マセキ芸能社」「サンミュージックプロダクション」「太田プロダクション」「松竹芸能」に所属するお笑い芸人たちが参加する。
この日は、宮城県の実家が被災した狩野も囲み取材に参加。震災によって、実家の神社の鳥居や灯篭(とうろう)などが倒れたことが報じられた狩野だったが、「この前、実家に帰ったらほぼ100パーセント復興していました。参拝にも来ていただいています」と実家の様子を報告。復興に向けて地元の力になりたいと語りながら、「地元の力になりたいと思って、宮城の小学校に慰問に行ったら、(子どもに)砂をかけられました」とトホホな報告も。しかし、いじられキャラとして知られる狩野のキャラクターが、地元の子どもたちに笑顔を与えたであろうことは想像に難くないところ。カンニング竹山が「大丈夫、皆のストレス発散だから」とフォローすると、名倉も「それも力になっているからな」と付け加えた。それを聞いた狩野は「今回みたいに東京でお笑いライブをやって、それがさらに東北でもどんどんお笑いライブがやっていけるための第一歩になればいいかなと思います」と故郷の復興に向けた意気込みを改めて語った。
しかし、そんな狩野の意気込みとは裏腹に、囲み取材に先駆けて行われたという昼の部のライブでは、客席からは失笑の嵐だったという。さっそくその「すべった芸」を披露することになった狩野は、「復興へ向けての新しい誕生ですから」と前置いて、バースデーソングを披露。「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー、ハッピー・バースデー・トゥ・ユー、ハッピを~羽織って、はっぴを脱~ぐ」と歌いあげたが、やはり周囲は失笑だった。しかし、その失笑ですらも狩野にとってはうれしかったようで、「正直、ライブよりウケました!」とニコニコした笑顔に。名倉たちから「何やねん、お前は」とツッコまれながらも、狩野のどこか憎めないキャラクターに、会場は笑いに包まれた。
今回のイベントでは、収益金から、義捐金が寄付されることになっているが、名倉は「せっかくのチャリティーなんで、被災された方にも観てもらいたい」と直接被災地の人々に笑いを届けたいという思い語り、「こういうことはこちらから押しかけることは出来ないですけど、向こう(被災地)の方が状況が整えば、我々は行く準備は出来ています。全員で(笑いを)届けに行きたいですね」と被災地にエールを送り、この支援の輪が大きく広がっていくことを期待させた。(取材・文:壬生智裕)