『あの頃ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ監督が、『セイ・エニシング』の続編を企画中？

　映画『ザ・エージェント』や『あの頃ペニー・レインと』など話題作を手掛けてきたキャメロン・クロウ監督が、自身が20年以上前に製作した映画『セイ・エニシング』の続編を考えていることがEmpireonline.comによって明らかになった。

　これは、キャメロン・クロウが製作した新作『パール・ジャム・トゥエンティ（原題） / Pearl Jam Twenty』の宣伝の際に彼が答えたもので「これまで自分が執筆したオリジナルの作品で唯一『セイ・エニシング』が、続編を考えられる作品なんだ。実は、これまで何度かその（続編の）アイデアを考えてきて、あの映画に主演したジョン・キューザックとも一度話し合ったことがあるんだよ。このストーリーだけが唯一、新たな一章をいつか描けるかもしれないんだ」と明かしたようだ。

　ただ、現在このパール・ジャムの『パール・ジャム・トゥエンティ（原題）』とエルトン・ジョンの『ユニオン（原題） / The Union』というそれぞれのドキュメンタリー作品、さらに12月23日に公開予定の映画『ウィー・ボート・ア・ズー（原題） / We Bought a Zoo』で忙しいため、実際にこの続編が製作されるかはかなり現実味の薄い話であるようだ。だが、キャメロン・クロウ監督にとっては個人的に思い入れのある作品のようで、もし実現することになれば、ぜひ観てみたいものだ。　（細木信宏/Nobuhiro Hosoki)