鈴木杏、ツイッターで脱原発宣言!廃棄処分のCM出演に「生まれて初めて後悔というものをしています」
女優の鈴木杏が、自身のツイッターで堂々と脱原発発言をしたことが、ネット上で話題になっている。
鈴木は、5日の未明に「原発賠償支援法。なんですか? 責任逃れいらないです」とツイート。同法は、一部からは「東電救済法」とも呼ばれているもので、原発問題の渦中にある東京電力が破綻(はたん)しないように、国のお金、つまりは国民の税金で支援をするという法案だが、その不条理さに、24歳の彼女が怒りの声を上げた。このつぶやきをきっかけに、鈴木は「正直なにをどうしたらいいのかはわからない。だけど、責任はちゃんと。しっかり。持っていたい。できることは少ないかもしれないけれど、でも、思いは東北に福島に。忘れることなんてできないよ」と率直に今の思いを伝えている。
「私は東京に生まれて東京で育ちました。生まれた時には原発があってそれにあやかって生きてきました」とツイートした鈴木は、2006年には原子力発電環境整備機構「NUMO入門編」のテレビCMに出演した。だが、そのことについては「廃棄処分のCMもやったことがありました。今、生まれて初めて後悔というものをしています」と出演したことへの後悔の気持ちを吐露。「私は知らなすぎました。だから、だからこそ、馬鹿ながらに脱原発、声をあげます」と自らの脱原発という立場を明らかにした。
この一連の突然のツイートに、ファンからは心配の声が上がっているが、鈴木は「あたしそんな簡単に潰れない。ありがとう」という力強い言葉を返しており、そのことからも彼女の頑なな意思が感じられる。
所属事務所の担当者は、この発言が鈴木自身のものであると認めた上で、「本人も二十歳を過ぎているので、自分の判断でしたことだと思います」とコメントしている。
かつて出演したCMを「後悔」と言い切った彼女の勇気は、計り知れない。鈴木の「声」は、今後どのように広がっていくのだろうか。(編集部:森田真帆 / 福田麗)