スピルバーグ初の3D監督作品『タンタンの冒険』最新ポスタービジュアル解禁!バイクに乗ったタンタン&スノーウィがインパクト大!
スティーヴン・スピルバーグ監督最新作にして初の3D映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』のインターナショナル版最新ポスタービジュアルが解禁された。主人公タンタンとその相棒スノーウィほか、物語のキーとなるユニコーン号がはっきり写っている同ビジュアルは、12月に公開される本作への期待を高める仕上がりに。日本での掲出は9月以降に予定されている。
今回解禁された本作のポスタービジュアルは、波に乗り砂漠を駆る船から逃げるタンタンと相棒の白い犬・スノーウィをとらえたもので、重要キャラクターである大酒飲みのハドック船長なども描かれており、彼らの冒険を彩るさまざまなものが盛りだくさん。同ビジュアルは世界中でポスターとして使われることになっており、ここ日本でも9月以降に劇場などで掲出される予定だ。
29年前から原作コミックの映画化を熱望してきたというスピルバーグ監督は、パリで行われた記者会見で、本作が原作に忠実であることを明言。「タンタンがいつも何もないところから、大酒飲みのハドック船長のような想像もできないパートナーたちと素晴らしい関係を築いていくことを称賛していたんだ」と原作で気に入っている個所を挙げると、本作でも同様の展開があることを明かした。
一方、製作として本作にかかわっているピーター・ジャクソンも同会見にて「僕自身もタンタンの本を読んで育ったんだ」と原作シリーズのファンであることを告白。幼かったころは、タンタンのような冒険をすることが夢だったと明かすと、「僕は今でもタンタン作品を愛読していて、新しい映画の話もあるのでそのためにも読み込んでいるから、もう生活の一部になっているんだ。面白くて素晴らしい作品だと思うし、本当に不朽の名作だと思う」とちりばめられたパロディーやユーモアなどが大人になっても楽しめることい驚いている様子だった。
そんな原作のエッセンスを凝縮した本作は、スピルバーグ監督、ジャクソンの両者にとって初めての3D作品になることでも話題になっている。フルCGで表現されているキャラクターは公開されている特報などを観る限りでは極めて自然な動き方をしており、これがどのように3D映像になるか今から楽しみで仕方がないファンも多いはず。世界80か国で翻訳され、2億部以上を売り上げているというベルギー生まれの人気コミック「タンタンの冒険」だが、本作がその人気に再び火を付けるきっかけになることは間違いなさそうだ。(編集部・福田麗)
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は12月1日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開