ブラピ最新作日本公開日決定!実在のメジャーリーグオーナーにふんした、球団経営映画!
ブラッド・ピットが貧乏球団だった実在のメジャーリーグ球団オークランド・アスレチックスを、独自の理論によって常勝軍団に生まれ変わらせた敏腕ゼネラルマネージャー(GM)を演じる主演最新作『マネーボール』が11月11日に日本公開される。
ブラッドが演じるのは、アスレチックスの実在のGMビリー・ビーン。ビーンは打率や本塁打の数値より、出塁率や長打率の高さを重視して選手を獲得するなど、統計学的手法を球団運営論に持ち込んだ人物で、2000年~2004年には連続でプレーオフに進出するなど、チームの黄金時代を築いた。資金をかけずに常勝軍団を育て上げた彼の「マネーボール理論」は、広く一般組織のマネージメントにも応用できるということで、米球界だけでなく一般の組織でも実践されるなど、人気を博している。
映画は、マイケル・ルイスがビーンについて執筆した、日本でも累計10万部を突破する著作「マネー・ボール」が原作。ブラッドはビーンを風変わりで短気な人物として演じている。試合も観なければ、腹がたったら人や物に当り散らすという癖のある彼の運営するアスレチックスは貧乏で弱小チームの代名詞のような状態に。しかし、野球経験はないがデータ分析が得意なピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)という男性との出会いをきっかけに、「低予算でいかに強いチームを作り上げるか」という独自の理論を完成させていくことに。周囲の反発にあいながらも、新たなベースボールと奇跡のチームを生み出すビーンの姿が描かれる。
映画化に際しては、第83回アカデミー賞をはじめ、各国映画賞を騒がせた『ソーシャル・ネットワーク』のクリエーターたちが参加、製作をスコット・ルーディンとマイケル・デ・ルカ、脚本をアーロン・ソーキンが手掛ける。さらに映画『カポーティ』でフィリップ・シーモア・ホフマンにアカデミー賞主演男優賞をもたらしたベネット・ミラーが監督を務めるなど、映画賞レースを視野に入れた(?)スタッフが集結している。週末公開予定の映画『ツリー・オブライフ』と合わせて、ブラッドの映画賞レース参加にも大きな期待が持てる作品となりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『マネーボール』は11月11日より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー