ジャッキー・チェン「少しでも日本の力になれたら」 東京国際映画祭特別オープニング作品決定で来日予定!
ジャッキー・チェンの出演100本記念作品『1911』が10月に開催される第24回東京国際映画祭の特別オープニング作品に決定し、ジャッキーが来日を予定していることが明らかになった。
映画『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督がメガホンを取り、ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチらが出演する映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』が公式オープニング作品に決定している今年の東京国際映画祭。新たにアジアからの特別オープニング作品として、ジャッキーの出演100本目にあたる記念すべき作品『1911』の出品が決まった。同映画祭で2作品がオープニング作品となるのは、1997年の第10回以来14年ぶりで、2回目だ。
来日を予定しているジャッキーは、「わたしの100本目の映画が復興へと歩み出した重要な年の特別オープニング作品に選ばれたことを光栄に思います」と苦境に立たされた日本へ思いやりあふれる喜びのコメント。また「日本が災難に直面している今、少しでもわたしの映画が日本の皆さんの力になれたらと願っています」とメッセージを送り、日本での“再会”を誓った。
今年は「信じよう。映画の力。」を合言葉に会期中、募金活動などを行い支援の輪を広げる「TIFF ARIGATOプロジェクト」を展開する同映画祭。放射能汚染で来日を避ける傾向にある中、ミラ・ジョヴォヴィッチらの来日も予定されており、海外スターの支援の思いが表れているのが特徴的だ。ジャッキーの来日も含めて実現すれば、日本にとって大きな力になることは間違いない。
『1911』は、構想10年・総製作費30億円をかけ、ジャッキーが総監督を務めた歴史巨編。“中国革命の父”孫文の右腕・黄興にジャッキーがふんし、理想に燃える民衆たちが、新たなる中国を築き上げようと奮闘する姿を描く。(編集部・小松芙未)
第24回東京国際映画祭は10月22日から30日まで東京・六本木を中心に開催
映画『1911』は11月5日より丸の内TOEIほかにて全国公開