お盆休み効果!?『ハリポタ』が『仮面ライダー』から首位を奪還!ブラピ『ツリー・オブ・ライフ』は7位発進!
映画週末興行成績
先週は「仮面ライダー」と「暴れん坊将軍」という強力タッグに首位の座を明け渡した『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』だったが、今週はお盆休みを迎えたこともあってか、前週末比114.6パーセントという動員成績で首位に返り咲いた。本作は5週目を迎え、累計成績は動員500万人、興収70億円を突破。最終興収69億円止まりだった『PART1』の成績を超え、今後、どこまで成績を上乗せしていくかにも注目したい。
2位の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、3位の『カーズ2』は、それぞれワンランクアップ。先週、『ハリポタ』を蹴落として首位を獲得した『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』は4位に後退。先週からワンランクアップとなった5位の『コクリコ坂から』の動員は、お盆休みということもあり、前週末比で134.6パーセントの高稼働。累計動員は226万7,723人、累計興収は28億4,908万2,200円となっており、動員は200万人を超えている。
公開5週目となる『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』は6位とワンランクダウンだが、累計成績は動員300万人、興収30億円を突破。両作の内訳は、『ビクティニと白き英雄 レシラム』が累計動員164万1,144人、累計興収16億8,516万4,050円。『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』が累計動員143万6,263人、累計興収14億7,521万7,650円となっている。
7位に初登場ランクインをしたのが、ブラッド・ピット、ショーン・ペンが出演する『ツリー・オブ・ライフ』。8月12日の金曜日から全国224スクリーンで公開され、土日2日間では動員8万3,120人、興収1億204万2,600円、オープニング3日間の成績は動員が11万5,775人、興収が1億4,161万5,300円という結果となった。
8位は『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』でワンランクダウン。公開9日間の累計動員が34万5,049人、累計興収が3億8,757万5,000円となった。レディースデーとなる8月10日には、日曜日の4万4,790人を上回る4万6,010人を動員し、さらにお盆興行となる8月14日の日曜日には4万6,498人、興収5,254万5,800円を記録。公開直後はネガティブな反応が多かった本作だが、実際に鑑賞する人が増えてくるにつれ「期待値が低かったが、意外に良かった」といったコメントが寄せられるようになったとのこと。配給元の松竹では「これらのコメントは『こち亀』ならではの反応としてポジティブに受け取っています。これからも継続的なパブリシティーを展開し、粘り強く売り込んでいきたい」とした意気込みを見せている。今後の本作の展開にも注目したい。
9位の『劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン』はワンランクダウンだが、累計興収が47万9,127人、累計動員が5億3,347万9,700円となっている。続く10位の『忍たま乱太郎』もワンランクダウン。公開4週目となる『ロック ~わんこの島~』は11位と、惜しくもベストテン圏外に落ちた。本作の累計動員は51万1,948人、累計興収は5億8,295万2,400円となった。
今週末は、『カンフー・パンダ2』『シャンハイ』のほか、『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』『イースターラビットのキャンディ工場』『うさぎドロップ』『七つまでは神のうち』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)