映画『カイジ』の藤原竜也、萩原聖人主演アニメ「カイジ」にゲスト出演!原作者・福本伸行とカイジ×カイジ対談が実現!!
萩原聖人が主人公・カイジの声優を務める日本テレビ系テレビアニメ「逆境無頼カイジ 破戒録篇」最終回に、実写映画『カイジ 人生逆転ゲーム』『カイジ2~人生奪回ゲーム~』でカイジ役を務める藤原竜也が、黒服役でゲスト出演することが決定し、アフレコ収録後、萩原、藤原、そして原作の福本伸行の対談が実現した。藤原のテレビドラマデビュー作「それが答えだ!」で先生と生徒役で共演して以来14年間、プライベートでも親交の深い萩原と藤原は、藤原が「お互い同じ福本先生の作品でカイジという役をやらせてもらっているというのは、居心地がいい感じがしていた」というほどの仲。3人の“カイジ”談義も、白熱した。
2007年に放送を開始したテレビアニメ「逆境無頼カイジ Ultimate Survivor」よりカイジの声優を務めている萩原は、2009年に公開された映画『カイジ 人生逆転ゲーム』で藤原がカイジ役に抜てきされたときのことを、「うれしかったですよ。自分は年齢的にはもうできないし、やっぱり愛している俳優さんがやってくれた方がうれしいですよね」と振り返る。カイジというキャラクターについては、萩原も藤原も「だめな男」と声をそろえるが、カイジ役については、「役者人生を変えてくれたキャラクター」(萩原)、「自分にとって本当に大きな存在の役」(藤原)とそんなだめな男・カイジを演じることによって得たものも大きかった様子。年齢的にカイジを演じることができなくなるまで、「自分がカイジとして成立するうちは(カイジ役を)務めていきたい」という点でも、2人の意見は合致。そんな2人のカイジとしての熱演に、福本も、萩原について、「(カイジが)乗り移っているというか、神懸かっている」、藤原について、「藤原流のカイジで、一種のおとぎ話を成立させる力量をすごく感じた。下手したらとんでもなく失敗する可能性のあるカイジ役を演じ切ってくれてありがたかった」と大絶賛した。
今回、映画でカイジとして黒服の手下を従えた帝愛グループに苦しめられてきた藤原が、アニメでは「黒服」役というまったく正反対ともいえる役柄を務めることになったが、原作にも親しんできた藤原は「すごく好きなキャラクターだったので、それを演じられるといううれしさもあった」と笑顔を見せる。“俳優”が“声優”を務める際、批判が飛び交うのは常だが、その雰囲気は現場にも伝わっているようで、それはレギュラー、しかも主演を務める萩原が「映画とかドラマでやってきた人たちが、アフレコ現場にやってきたときって、試されている感がある」と話すとおり。藤原も、その雰囲気は「びしばし刺さってきた」と言うが、萩原のフォローもあり、アドリブも飛び出すほどののびのびとした演技を見せることができたという。
映画での藤原の活躍に、「ビールがキンキンに冷えているという表現一つを取っても、ぜんぜん違った。そういうのが照れくさいというか、竜也はこうやってやったんだって思ってしまうんですよね」とはにかむ萩原。9月27日に放送されるアニメの最終回と11月5日に公開される映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』では、萩原にとって幸か不幸か、同じモンスターパチンコ台「沼」のエピソードが描かれる。萩原、藤原、福本の対談では、2005年に放送された福本原作のテレビアニメ「闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才」でも主役の赤木しげるの声優を務めた萩原が、プライベートでゲームなどの勝負をする際には、自身がカイジで、藤原が赤木、萩原は勝つためにどうするかを常に考えているタイプで、藤原はたまに理屈では解明できない強さを発揮するタイプだということも明かされた。果たして藤原は映画のカイジで、萩原はアニメのカイジで、それぞれどのような「沼」のエピソードを完成させたのか、まずは藤原の黒服でのゲスト出演も実現したアニメの放送に注目したい。(編集部・島村幸恵)
藤原竜也のゲスト出演が実現したテレビアニメ「逆境無頼カイジ 破戒録篇」最終回(第26話「未来は僕らの…」)は9月27日(火)深夜24時59分より放送
映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』は11月5日より全国公開