ブラピ、奴隷制時代のアメリカを描いた歴史ドラマをプロデュース!誘拐されて12年間奴隷生活を送った男の実話が基に
俳優業の一方で、プロデューサーとしても活躍しているブラッド・ピットが、奴隷制時代のアメリカを描いた映画『トゥエルブ・イヤーズ・ア・スレーブ(原題)/ Twelve Years A Slave』をプロデュースするとバラエティー誌が報じている。
本作は、ソロモン・ノーロップの同名自伝を原作に、自由黒人として生まれながらも誘拐され、12年に及ぶ奴隷生活を余儀なくされた男の生涯を描いた歴史ドラマ。北部で奴隷解放が進む一方、南部では依然奴隷制が敷かれていた時代のアメリカを舞台にしている。本作の製作は、ブラピの製作会社Plan B Entertainmentが務める予定となっており、ブラピはプロデューサーとしてその手腕を発揮することとなりそうだ。
映画『ディパーテッド』でプロデュース業に進出して以来、『ハサミを持って突っ走る』『キック・アス』といったB級作品から、ジュリア・ロバーツ主演の映画『食べて、祈って、恋をして』といったラブストーリーまで幅広く手掛けているブラピは、本作では製作に専念する予定だ。監督は新鋭のスティーヴ・マックイーン。主演として、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『ソルト』に出演しているキウェテル・イジョフォーがソロモン・ノーロップを演じるとバラエティー誌は報じている。
いまいち日本ではなじみのない奴隷制だが、アメリカではいまだ根深い問題となっているものだけに注目度は高い。近年のブラピのプロデュース作品は『キック・アス』をはじめとして佳作が多いだけに、今回も期待できそうだ。(編集部・福田麗)