『英国王のスピーチ』のジェフリー・ラッシュ、故郷オーストラリアで映画学校の校長に就任
今年のアカデミー賞受賞作『英国王のスピーチ』で言語聴覚士ライオネルを演じたジェフリー・ラッシュが、故郷オーストラリアのシドニーで新しい映画学校の校長に就任した。
この学校は、オーストラリアの映画業界の才能の素晴らしさやオリジナリティを賞賛し、新たな才能を育成するために立ち上げられた映画とテレビ芸術の学校(Aacta)で、学校設立とともに、Aactaアワードという映画賞も立ち上げられた。賞は、オーストラリア映画協会(AFI)が行っていたAFIアワードに代わる賞となり、受賞者には金のトロフィーが贈呈される。
オーストラリア生まれのジェフリーは、1996年のオーストラリア映画『シャイン』でアカデミー主演男優賞を受賞。イギリス映画やハリウッド映画にも多く出演し、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズではキャプテン・バルボッサ役としても知られている。映画学校の設立イベントに出席したジェフリーは、「映画産業を代表する役目を得て光栄に思います。この国が絶え間なく生み出している才能と芸術を刺激していきたい」と故郷の地で大役を担った喜びを語った。(竹内エミコ)