寺島進、人生二度目の女装秘話!47歳、スタントなしで映画『忍たま乱太郎』で山田伝蔵先生を熱演
現在公開中の映画『忍たま乱太郎』で、山田伝蔵先生役を熱演している俳優の寺島進が、グリーンバックでの宙吊りアクションから、伝蔵先生おなじみの”女装”演技まで、撮影秘話を語った。
子どもたちに大人気の映画『忍たま乱太郎』、上映中、大きな笑い声が子どもたちから沸き起こるのが、寺島が演じる山田伝蔵先生が“趣味”の女装をして現れるシーンだ。「実は、人生で2回目なんだよ」という寺島は、剣友会というスタントチームに所属していた頃に、女装をしたことがあったそう。「女優さんのスタントやったんだけどさ、かつらかぶって、スカートはきゃよかったのに、なぜかメイクさんが凝っちゃって。ちょっとやらして! って、メイクもされたんだよ。そんとき現場の監督に『うわー気持ちわりい!』って目を背けられたことがあって……」とそれ以来、トラウマになってしまっていたという寺島は、「現場でまた気持ち悪がられるのでは……」という思いから、女装には不安を感じていたそう。「でも、結局やることになって、やるなら思いっきりやってみようと思ってさ。そしたらやっぱり女装メイクの人が凝るんだよね。マスカラだの、付けまつげだの。鏡に映った自分を見たら、正直気持ち悪かったな」と女装した自分の姿を振り返った寺島。現場では、三池崇史監督が“山田伝子”になった伝蔵先生の芝居を自らやってみせたそう。「三池監督、芝居上手いから、お手本がおもしろすぎるんだよ」と思わず思い出し笑いをした寺島だったが、気になる三池監督の女装姿への反応は「クスッとサングラスの向こうで笑ってたよ」とのこと。ブラジャーもつけ、万全の体制で臨んだ“伝子先生”は、本作必見の見どころのひとつだ。
これまでさまざまな映画でタッグを組んできた三池監督の演出のもと、寺島得意の殺陣を生かしたアクションシーンも見逃せない。「ふつう忍者役はけっこう動きもハードだからスタント使うことが多いんだよ。でも、三池監督っておれが斬られ役していた1984年のドラマ『ハングマン』でチーフ助監督だったの。だから、助監督が『ここは寺島さん吹き替えで』って言っても、三池監督は、寺島さんにスタント使うなんて、失礼だから! って(笑)。おれもう若くないのにさあ……結局、全部やらせていただきました(笑)!」と言うとおり、寺島は本作のアクションシーンをすべて自分でこなした。実は、日光江戸村が完成した年に、忍者屋敷でスタントショーをしていたという寺島。まさに叩き上げの世界で鍛えたアクションのキレの良さは、映画の中でも一段と輝いている。夏休みももう残りわずか。まだ未見の方は、本作での迫力たっぷりのアクションシーンを大いに楽しみ、女装バーションの寺島に大笑いしてもらいたい!(編集部:森田真帆)