『ハリポタ』の勢いが止まらず今週も首位で興収80億円突破!100億円も目前
映画週末興行成績
先週、首位に返り咲いた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』だったが、今週もその勢いのままに首位をキープ、公開6週目にして累計成績は興収80億円を突破、動員も600万人間近となった。これから秋にかけて、大作の公開は少ないということもあり、シリーズ久々の興行収入100億円突破なるか、という点にも注目したい。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』写真ギャラリー
2位にはドリームワークス製作のCGアニメ第2弾『カンフー・パンダ2』が初登場。19日の金曜から全国535スクリーンで公開され、土日2日間の動員は15万1,311人、興収が2億35万550円。そして初日3日間の動員は20万9,802人、動員が2億7,437万4,650円となった。日本語吹替え版で声優を務めた山口達也、笹野高史、MEGUMIたちが全国舞台あいさつキャンペーンを実施し、積極的に本作をアピールしたことも、全国的に知名度を上げたと思われる。
公開4週目の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は3位で、先週よりワンランクダウンとなったが、累計動員は223万5,177人、興収は34億1,672万4,950円となった。お盆興行では3Dの稼働率が高まっており、圧倒的な3D映像を体験した観客の口コミが広がっているようだ。4位の『コクリコ坂から』はワンランクアップで、累計動員275万462人、累計興収が34億5,397万1,800円となった。そして5位の『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』はワンランクダウン。
6位は『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』で、先週と同順位をキープ。両作の内訳は『ビクティニと白き英雄 レシラム』が累計動員189万2,499人、累計興収19億4,934万1,500円、『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』は累計動員165万3,991人、累計興収17億443万8,500円となった。
7位は『カーズ2』が4ランクダウンだが、興収ランキングでは5位となっている。そして8位には渡辺謙、菊地凛子、ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファら日米中の豪華俳優陣の共演が話題の『シャンハイ』が初登場。全国204スクリーンの公開で、初日2日間の成績は動員が8万8,421人、興収が1億311万6,000円となった。
松山ケンイチと芦田愛菜共演の『うさぎドロップ』は初登場9位。芦田ファンとみられるファミリー層や年配女性、宇仁田ゆみの原作コミックファンとみられる10代から30代の女性、カップルなど幅広い年代の女性を中心に集客。全国110スクリーンでの初日2日間成績は動員7万8,886人、興収1億5万6,100円。公開規模はそれほど大きくないものの、興収1億円を突破するなど健闘している。
10位は『ツリー・オブ・ライフ』で3ランクダウン。そして『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』も3ランクダウンで11位と惜しくも圏外に落ちたが、お盆興行は親子連れを中心に快調に推移したとのことで、公開16日で動員が56万5,700人、興収が6億3,270万2,500円という結果になった。
今週末は20本近い作品が初日を迎えるという激戦区。『神様のカルテ』『日輪の遺産』『レイン・オブ・アサシン』『ゴーストライター』『インシディアス』『ハウスメイド』『ハンナ』『ピラニア3D』『劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』『劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)