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映画『ノッティングヒルの恋人』のモデルとなった書店、閉店の危機

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あの書店が……! 映画『ノッティングヒルの恋人』より
あの書店が……! 映画『ノッティングヒルの恋人』より - 写真:Album/アフロ

 1999年のヒット映画『ノッティングヒルの恋人』で、ヒュー・グラント演じる主人公とジュリア・ロバーツ演じるヒロインが出会う書店のモデルとなった店が、閉店の危機にひんしている。

 映画の中に登場するのは、ロンドン西部のノッティング・ヒル地区にある「ザ・トラベル・ブックショップ」。映画では、ヒュー演じるパッとしない店主ウィリアムと、そこに立ち寄った、ジュリア演じるハリウッドの大スター、アナの恋を描き大ヒットとなった。映画の公開後、この書店は一躍、観光スポットとして人気を呼び、ファンや観光客が多く立ち寄っていたが、昨今の経済情勢は個人経営の小さな書店にも暗い影を落とすことに。オーナーは新しい買い手を捜しているが、なかなか見つからず、あと数週間で見つからなければ閉店することに。現在は、在庫を半額でセールしている状態だという。

 こうした事態を受け、イギリスでは詩人や作家たちが、書店の存続を求めて運動を起こした。新しいオーナーが決まるまで、ボランティアで店の経営を1日ずつ受け持つという。ボランティアを申し出た詩人でジャーナリストのオリビア・コールさんは、「この書店は本当に素晴らしい専門書店です。でも、今こうした個人経営の書店はどこも苦しい経営をしています。この運動で、新しいオーナーが見つかる助けになれば」と語っている。こうしたアーティストたちの熱意には、映画の中でジュリアの恋人役を演じていたアレック・ボールドウィンも賛同し、ツイッターで「ザ・トラベル・ブックショップを救おう」とツイートしている。(竹内エミコ)

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