『トイ・ストーリー』はもしかしたら『メイド・イン・タイワン』だった?監督がツイッターでタイトル案を公表
人気アニメシリーズ第3作の映画『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督が同シリーズのタイトル案をツイッターで公表している。シンプルな「ザ・ニュー・トイ/ The New Toy」、バズ・ライトイヤーの決めゼリフから採った「トゥ・インフィニティー・アンド・ビヨンド/To Infinity and Beyond」といったものから「メイド・イン・タイワン/ Made in Taiwan」という「ちょっとそれは……」というものまで、20近くが紹介されている。
もしかしたら、『メイド・イン・タイワン3』だった? 映画『トイ・ストーリー3』場面写真
第1作からスタッフとしてシリーズに携わり、2010年公開の映画『トイ・ストーリー3』では監督を務めたリーは、今月21日に発表されたディズニー/ピクサーの新作計画に関連して、実は『トイ・ストーリー』というタイトルは仮題だったことを自身のツイッターで明言。200を超えるタイトル案が当時は提出されていたといい、フォロワーの要望に応える形でリーはその一部を公開している。
「ザ・ニュー・トイ/ The New Toy」「ムービング・バディーズ/ Moving Buddies」「ワインド・ザ・フロッグ/ Wind the Frog」「トイズ・イン・ザ・フッド/ Toyz in the Hood」「ザ・フェイバリット/ The Favorite」というタイトルが列挙されているが、中には「メイド・イン・タイワン」や、「単品販売あります」という意味の「イーチ・ソールド・セパレートリー/ Each Sold Separately」という身も蓋もないものや、バズ・ライトイヤーの決めゼリフから採った「トゥ・インフィニティー・アンド・ビヨンド / To Infinity and Beyond」、誰が主人公かわからない「レックスズ・ファースト・ムービー/ Rex’s First Movie」、この夏に似たようなタイトルの映画がある「ザ・カウボーイ・アンド・ザ・スペースマン/ The Cowboy & The Spaceman」、意図がつかめない「ブリング・ミー・ジ・アーム・オブ・バズ・ライトイヤー/ Bring Me The Arm of Buzz Lightyear」などなど、ジョークなのか本気なのかわからないものも混じっている。
もしかしたら上記のうちの一つが正式タイトルになっていた可能性もあるというのは、今のタイトルになじんでしまったファンには考えにくいかも? シンプルなタイトルの裏側にもさまざまな苦労があったことをうかがえるエピソードとなっている。(編集部・福田麗)