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「神聖かまってちゃん」伝説のセクシーアイドル森下くるみ、映画初出演もこの先女優を続けるかは不明

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伝説のセクシーアイドル森下くるみ
伝説のセクシーアイドル森下くるみ

 大分県の由布市湯布院公民館で開催されている第36回湯布院映画祭で特別上映作品『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』が上映され、本作が映画デビューとなる伝説のセクシーアイドル森下くるみ入江悠監督が目の肥えた観客と一緒にトークバトルを繰り広げた。

映画『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』写真ギャラリー

 不安な心理状態を赤裸々につづった強烈な歌詞と、ひと癖あるポップなメロディーでの楽曲が特徴のネット世代のカリスマバンド「神聖かまってちゃん」の代表作「ロックンロールは鳴り止まないっ」は、ロックを初めて聴いた時の初期衝動や熱い思いをストレートに歌い上げる名曲だが、その強烈さゆえにネット上で常に賛否両論の渦を巻き起こしている。本作は、そんな彼らの曲をモチーフに、プロ棋士になる夢を抱く女子高生、保育園に通う息子を育てるために昼夜を問わず働くシングルマザーのかおり、上司から不条理なバンドの売り出し方を突き付けられる「神聖かまってちゃん」のマネージャー・ツルギなどそれぞれ別々の場所で、さまざまな悩みを抱える人たちのくすぶった心に、あらゆる形で「神聖かまってちゃん」の歌が着火し、それぞれの運命が一気に走り出す姿を追っていく青春群像劇となっている。

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 映画祭の観客にとって、良くも悪くも癖のある「神聖かまってちゃん」は注目の的だったようで、「歌詞がうまく聞き取れない」「この人たちはプロなの?」「脱力系の音楽にこちらも脱力した」といった年配層のネガティブな意見も飛び出したが、全体的には「気持ちが盛り上がった」「意外にポップで聴きやすい」とおおむね好評だったようだ。その陰には「今回は音楽の可能性をポジティブに信じたい、というのをビジュアル的に見せたかったんです」と語る入江監督のクライマックスにおけるケレン味あふれる演出があったことは見逃せないポイントだ。

 一方、本作が映画初出演となる森下といえば、98年のAVデビュー以来、長きにわたって人気を集め、近年ではAVのフィールドを飛び越えて、エッセイ、小説などの執筆活動も行っている人気女優。今回、彼女が演じたのポールダンサーのシングルマザー、かおり役は「母親の焦燥感がうまく表現できていた」とこの日の観客からは好評だった。もともとは映画女優をやろうとは思っていなかったという森下。「事務所に所属しているわけではないので、女優を続けるかどうかは分かりませんが、ご縁があれば。映画は好きなので、どのような形でもいいからかかわっていたいですね」とコメント。実は森下、18歳のころに『ピンク・フラミンゴ』で映画にはまったという筋金入りの映画マニアで、京橋フィルムセンターで名作古典を鑑賞するなど、その趣味は幅広い。そんな森下の今後の活躍が楽しみだ。(取材・文:壬生智裕)

第36回湯布院映画祭は8月28日(日)まで由布市湯布院公民館で開催中

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