キアヌ・リーヴス、思いっきり車にひかれる!? 平凡男の犯罪劇を描くオフビートなクライム・サスペンス予告編解禁!
映画『マトリックス』で人類の救世主を、『地球が静止する日』では地球の運命を握る異星人を演じたキアヌ・リーヴスが、一転、平凡という以上にどこか無気力さが目立つキャラクターを演じ、製作も務めた意欲作『フェイク・クライム』の予告編が解禁された。
本作は、ハイウェイの料金所で深夜シフトに就く、生活も性格も退屈な男・ヘンリーが、友人にだまされて投獄されたことをきっかけに一念発起。刑務所で出会った老詐欺師・マックスを巻き込み、逮捕のきっかけにとなった銀行強盗を本当にしてやろうとするクライム・サスペンス。
公開された予告編には、覆面姿の仲間たちにおいてきぼりにされ、素顔に間抜けなTシャツ姿で逮捕され、出所したかと思えば、思いっきり車にひかれて転倒するキアヌの姿が。そのあまりに不運な姿には、思わずクスリとさせられること必至。一方で、自分をひいた舞台女優の出演する劇場と、銀行の地下がつながっていることに目をつけ、詐欺師と共にトンネルを使った銀行強盗計画を立てる様子も。計画のため、舞台に出演しようとするが、女優と恋に落ち、意外にも役者の才能に目覚めた、キアヌ演じるヘンリーの恋と戸惑い、わなに満ちた緊迫のだまし合いが描かれることを予感させる映像となっている。
ヘンリーが恋に落ちる舞台女優役には『マイレージ、マイライフ』のヴェラ・ファーミガ、そして老詐欺師のマックスを映画『ゴッドファーザー』のジェームズ・カーンが演じる。脚本は映画『ターミナル』の脚本家で映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』を監督したサーシャ・ガヴァシ。ハードなアクションからSFやラブストーリー、コメディーなど幅広い作品に出演するキアヌの魅力がすべて詰まった、オフビートな雰囲気が楽しめる、秋にぴったりの作品となりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『フェイク・クライム』は11月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開