徳山秀典、佐藤祐基「仮面ライダーカブト」以来4年半ぶりの共演!会場は超満員の女性客がキャーキャー大歓声!
10日、渋谷のユーロスペースで映画『タナトス』初日舞台あいさつが行われ、天才ボクサー棚夫木役を演じる佐藤祐基が、「仮面ライダーカブト」以来4年半ぶりの共演となる本作主演の徳山秀典について「その前(の共演のとき)は、一緒に地球の平和を守ってましたから」と仲の良さをアピール、会場に集まった超満員の女子たちを「キャーキャー」させた。この日は女優の平愛梨、原作・原案を務めた元WBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二も出席した。
「仮面ライダーカブト」で共演した徳山、佐藤が共演する青春映画ということで、会場は女性客を中心に立ち見の出る超満員。元「仮面ライダー」の二人が登場すると、キャーキャー黄色い歓声が飛び交った。
ボクシング経験者である徳山の肉体美も本作の見どころであるが、その肉体美は撮影前の過酷なトレーニングによるものだという。「中途半端にはやりたくないというのがぼくの信条なので、なるべく原作の肉体に近づけるように頑張りました」と振り返る徳山だったが、撮影終了時には178センチの身長にして59キロまで体重を落としたという。そんな徳山の役者根性に会場では「えー!」と驚きの声も。公私ともに仲のいい徳山と佐藤だが、徳山が「今回は危険なアクションだったんで、そこで会話をしていたよね」と拳で高めあった男同士の友情について語ると、会場は「キャーキャー」と歓声が起きた。
そんな男同士の「会話」に紅一点となる平はなかなか入り込めなかったようだ。「皆さん、本番じゃなくてカメラがないところでも、ずっとボクシングをしてたんで、お話をする隙もなかったですね。とにかく迫力がすごいんですよ。二人はすばらしい『天才』です」と絶賛すると、竹原も「どういう映画なのかなと思ったんですが、思った以上の作品が出来上がっていました。やっぱりこの二人の『天才』がかなりいいです。グーです。ぼくの中では120点ですね」と二人の「天才ボクサー」ぶりを絶賛すると、会場からは大きな拍手が起きた。
本作は、暴走族のケンカの助っ人としてその日暮らしの生活費を稼ぐ孤独な不良少年・リク(徳山秀典)が、偶然通りかかった「西田ボクシングジム」所属のアマチュアボクサー、棚夫木(佐藤祐基)にたたきのめされ、やがてボクシングの世界に足を踏み入れていくという物語。(取材・文:壬生智裕)
映画『タナトス』は渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開中