「ドライビング Miss デイジー」の舞台を控えたヴァネッサ・レッドグレーヴ、肺炎で休養
今月末にロンドンのウエストエンドで「ドライビング Miss デイジー」の開幕を控えているベテラン女優ヴァネッサ・レッドグレーヴが肺炎を患って休養しているという。
医師からは休むよう言われ、体調を考慮し、リハーサルは最小限にしか行えなくなったものの、大好きなタバコは手放していないらしい。「悪い手本になるのは嫌だけど、タバコを吸い続けていることを書きたければ書きなさい。主治医は怒るでしょうね。完全な中毒よ。吸い始めたきっかけは、24歳のときに読んだ新聞記事だったわ。フランソワーズ・サガンが朝食は何だったかと聞かれて、ブラックコーヒーとゴロワーズ(仏のタバコの銘柄)と答えていたの」と英ザ・ガーディアン紙のインタビューで語っている。
名門俳優一家の一員であるヴァネッサは、昨年4月に弟のコリン・レッドグレーヴを亡くしたほか、2009年には娘のナターシャ・リチャードソンをスキー事故で亡くしている。それでも気を強くもち、現在も女優として大活躍中。今回の肺炎が舞台にどう影響するかは明らかではないが、今のところ開幕ではヴァネッサがミス・デイジーを演じる予定。モーガン・フリーマンが映画で演じていたミス・デイジーの運転手役はジェームズ・アール・ジョーンズが演じることになっている。(澤田理沙)