向井理、流ちょうな英語で外国人記者を前にあいさつ!海外進出への意気込み語る
13日、有楽町の日本外国特派員協会で映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』記者会見が行われ、本作主演の向井理が、集まった外国人記者に対し、流ちょうな英語によるあいさつを披露した。
映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』写真ギャラリー
本作は関東近郊でクランクインをし、その後、カンボジアのプノンペンとシュムリアップという2都市をまたいでの大掛かりなロケを敢行。このロケで訪れたカンボジアを「大切な第二の家族がいる国」と話す向井が、思い入れの強い本作について、この日は、本作を観たという外国人記者からの質問に答える機会が設けられた。会場にはアジア、ヨーロッパなど世界各地から訪れている外国人記者が多数来場。壇上に現れた向井はやや緊張した面持ちだったが、「Nice to meet you. Thank you for coming. What do you think about this film?」(はじめまして、本日はお越しいただき、ありがとうございます。映画はいかがでしたか?)と流ちょうな英語で会場に問いかけ、会場からは大きな拍手が起きると、さらに本作の内容なども英語で解説。
そんな向井の英語のあいさつを聞いた会場の女性記者から「英語が上手ですね。ハリウッドなり、ヨーロッパなりの映画に出演する気はありますか?」という質問が寄せられると、ここからは日本語で、「今のところ、自分の英語は通用するとは思ってないし、日常会話(レベル)ですからね」と謙遜(けんそん)。その一方で、「もし海外のオファーがあるとしたら、時間がないとやる気にはならないので、英語をもっとうまくしなければいけない。ただ、世界に目を向けるのは大事なことですし、海外に対しては興味を持っているので、タイミングが合えば」と役者として、将来的な海外進出への意気込みを語った。
また外国人記者からは「(カンボジアに)第二の家族がいる国というのが、この役を引き受けた理由?」という質問が寄せられ、「直接そういう理由ではなくて、4年前にホームステイしていて、そこで撮影ができるという喜びがありました。(自分が)映画に出るのを選んだというより、むしろ選んでいただいたつもりです」と本作への思い入れを語る向井。
さらに大河ドラマ「江~姫たちの戦国」を見て向井のファンになったという女性記者から、「最初、映画を観たときに向井さんだと気付かなかった。役によって変わるんだなと感心した」と役者としての力量をたたえる意見も飛び出すなど、外国人記者からも、本作は好意的に受け入れられたようだ。
本作は、楽しい日々を送る医大生が一念発起し、カンボジアの子どもたちのために学校を建設しようと奔走する姿を描く青春ストーリー。向井理にとっては本作が映画初主演となる。カンボジアの非情な現実を目の当たりにした若者たちが、学校建設ボランティアを通して自分自身と社会を見つめ直す姿が共感を呼ぶ。(取材・文:壬生智裕)
映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は9月23日より全国公開