映画版『ベルセルク』、いよいよ始動!岩永洋昭、行成とあ、櫻井孝宏ら声優陣が意気込み&爆笑エピソードを披露!
先日主要キャストの声優が発表された映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』のアフレコ収録が17日に都内で行われ、終了後に会見に応じた岩永洋昭、行成とあ、櫻井孝宏ら声優陣が、思い思いの言葉で出演の喜びを語った。
主人公であるガッツを演じる岩永は、友人に勧められて原作を読んで以来「ベルセルク」にハマったそうで、「出演が決まったとき、その友人から『マジ!?』って電話が掛かってきました。フンガフンガ言いながら興奮していたので、僕も調子に乗って『気安く友達呼ばわりするなよ』って言いました」と思わず悪ノリしたくなるほどうれしかったことがうかがえるエピソードを明かした。ガッツといえば屈強な肉体を誇るキャラクターだが、負けじと体格が良い岩永は、「実写でもいけるんじゃない? っていろいろな人に言われました。僕もお話をいただいたときは寝ぼけていて、実写版だと思い『もうちょっと筋肉付けないとな……』と思いましたが、話を聞いたら声の出演でした」と笑わせた。
また「ベルセルク」の印象を「すごく映画チックな作品。読んだときは思った以上に心を持っていかれました」と話した櫻井は、出演が決まって「周りの方の反応がすごかったです。声優仲間から『お前かよ!?』とか『がんばれよ!』とか言われ、注目されているのがヒシヒシ伝わってきます」と笑顔で語りつつも、同時に気を引き締めている様子。そしてコミックを全巻持っているという行成は、「欲や怒りや悩みや憎しみなど、人間くさい感情がむき出しになっていて、変にキレイじゃないところが好き。芝居をしていると、自分の感情の栄養にもなる作品なので、関われて本当にうれしいです」と、ほかの二人同様に感無量の様子だった。
『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』は、1989年に「ヤングアニマル」で連載がスタートして以来、20年以上にわたって国内外で絶大な支持を集める三浦建太郎の大人気マンガを映画化したダーク・ファンタジー。原作連載をすべて映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第1弾でもある。ファンの間で高い人気を誇るエピソード「黄金時代」をベースに、巨大な剣を自在に操る剣士ガッツが壮絶な運命を切り開いていくさまを描く。(肥沼和之)
映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』は2012年1月より全国公開