オダギリジョー主演!総製作費7億円映画、緊急公開決定!7日7晩の愛の契りを交わした代償とは!?
2009年9月にカナダ・トロント国際映画祭でお披露目されたオダギリジョー主演の映画『ウォーリアー&ウルフ』が、ついに日本で10月に緊急公開されることが決定した。本作は、歴史小説家として名高い井上靖の短編小説「狼災記」を原作に、中国のティエン・チュアンチュアン監督がオダギリジョー&マギー・Qを迎え、総製作費7億円をかけて映像化した歴史超大作。原作・主演俳優だけでなく、衣装デザインをワダ・エミが手掛けるなど日本と縁の深い作品が、満を持して公開される。
『ウォーリアー&ウルフ』は、2,000年以上前の中国・秦を時代背景に、王朝への反逆を企てる部族を制圧する命を皇帝から受けたオダギリ演じる軍隊の指揮官が、はるか北方の国境で警備に当たっていたところ運命的に出会うマギー・Q演じる謎めいた部族の美女と恋に落ちるラブ・ストーリー。濃厚かつ狂おしいほどに求め合う二人は、7日7晩にも及んで愛の契りを交わすが、知るよしもない代償が待っていた……。大自然の美しさが無限に広がる映像の中、オダギリとマギーが迫真の演技で魅了する本作は歴史ものとしてだけではない見どころがたっぷり。ロン毛姿で野性的な色気を感じさせるオダギリの存在感や、黒澤明監督の映画『乱』(1985年公開)でアカデミー賞衣装デザイン賞を獲得した世界のワダ・エミがこだわり抜いた衣装も見逃せない。
そんな本作は、2009年9月にトロント国際映画祭で上映され、同年、中国で公開。日本での公開は未定のままだったが、急きょ10月に公開されることが決定した。オダギリは近年、韓国のキム・ギドク監督作『悲夢(ヒム)』(2009年公開)や香港のユー・リクウァイ監督作『PLASTIC CITY プラスティック・シティ』(2009年公開)、そして来年に韓国のカン・ジェギュ監督作『マイウェイ 12,000キロの真実』の公開が控えるなど、本作以外でもアジアでの活躍が著しく高い評価を得ている。世界で磨きをかけたオダギリの演技に注目が集まりそうだ。(編集部・小松芙未)
映画『ウォーリアー&ウルフ』は10月中旬よりシネマライズにて公開