過去にぽん引きだったブルースシンガーでギタリストのフィルモア・スリムの半生を描いた作品で、ラップ歌手スヌープ・ドッグが主演に!
ブルースのシンガー、ギタリストとして活躍したフィルモア・スリムの半生を描いた作品『ザ・レジェンド・オブ・フィルモア・スリム(原題) / The Legend of Fillmore Slim』に、ラップ歌手スヌープ・ドッグが主演することがエンターテイメント・ウィークリー誌によって明らかになった。
これは、エイムス・ユニバーサルとSRI エンターテインメントが企画している作品で、監督は映画『スピード』や『ボッスン・ナップ』などに出演していた俳優ホーソーン・ジェームズが初めてメガホンを取り、脚本はエイムス・パーカーとキャロル・パーカーが執筆することになっている。
フィルモア・スリムは1950年代にミュージシャンとしてのキャリアを追求するが、成功せずに売春を斡旋するぽん引きを始め、60~70年代にサンフランシスコで最も有名なぽん引きとして知られ、“ザ・ポウプ・オブ・ピンプ / The Pope of Pimp”というニックネームまで付けらていたが、80年代に再びミュージシャンとして復帰し、現在もツアーなどを行っている。
確かにミュージシャンだけでなく、銃刀法違反や薬物使用で騒がせてきたスヌープ・ドッグのことをふまえれば、いろいろな意味で彼が適役であることは間違いないようだ。撮影は来年の3月から行われる。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)