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ニューヨークで1年間何も買わず電気も使わない!究極のエコ生活に挑戦した家族のドキュメンタリーが10月に公開!

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エコ生活に「仲良し家族」は絶対条件です!
エコ生活に「仲良し家族」は絶対条件です! - (c)Oscilloscope Laboratories,2009

 ニューヨークという世界の経済の中心である大都会に住みながら、地球に優しいエコな生活を送り、アメリカ中の注目を集めた一家を追ったドキュメンタリー映画『地球にやさしい生活』が、10月8日に公開される。

 車なし、テレビもなし、さらに1年間何も買わず、ゴミを出さずに、電気を使わない、という究極のエコ生活を、作家のコリン・リーヴァンが、妻のミシェルと2歳の娘イザベラとともに始めたのは2006年11月のこと。それまでは、ファストフードを食べまくり、コーヒーをがぶ飲み、節電やエコという言葉とはまるで無縁の生活を送っていた生粋のニューヨーカーだったコリンは、ある日、地球に優しいエコな生活を送ることを決意。都会で究極のエコ生活をを送る実験を開始したコリンと家族の姿を追った本作は、2009年のサンダンス映画祭で上映され、大きな話題を呼んだ。

 スクリーンに映し出される、ニューヨークのど真ん中でコリンたちが始めたエコ生活の様子は、とにかくすごい。生ゴミを出さないようにするために、自宅でミミズを飼って飼料にし、洗濯機を使わないために、洗濯物はバスタブで踏み洗い! 大好きなコーヒーすら飲むことができず、買い物も一年間我慢、というエコ生活にストレス爆発寸前の、ショッピング中毒だった妻ミシェルには思わず同情してしまうだろう。だが、エコ生活をイヤイヤ始めたミシェルだからこそ、彼女の気持ちの変化と、2才の娘イザベルがみせる成長はとても興味深い。

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 今年の夏は、原発事故の影響により、日本でもいたるところに“節電”という文字が踊り、テレビや雑誌では、いかに節電をするか、という特集が数多く組まれていた。「節電!」と叫びながら、つけっ放しの電気を片っ端から消していた主婦も少なくないだろう。この映画は、節電が経済的な部分だけでなく、家族の幸せにもつながることを教えてくれる。日本よりも暑い、ニューヨークの酷暑に電気のブレーカーを落とし、生ゴミの臭いや部屋の暑さに悶絶しながらサバイブする一方で、現代における希薄な家族間のコミュニケーションは、逆に濃密になっていく。TVのない生活で会話も増え、たくさんケンカをすることでリーヴァン一家には、少しずつ変化があらわれ、小さな幸せが訪れる。過酷なエコ生活の末にたどりついた、新しい形の幸せとは……。映画を観た日の夜は、きっとキャンドルだけのロマンチックなディナーに挑戦してみたくなってしまうはずだ。(編集部:森田真帆)

映画『地球にやさしい生活』は、10月8日より新宿武蔵野館・ヒューマントラスト有楽町にて公開

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