AKB48の新ユニットBABY GAMBAが「ええじゃないか」を宮城県松島で熱唱!日本三景の一つでもある被災地で歌って踊っての大盛り上がり
日本三景の一つである宮城県松島町で開催中の「東北映画祭2011 in 松島」のテーマソング「ええじゃないか」を歌うAKB48のユニットBABY GAMBA(仲谷明香、田名部生来)が同映画祭のダンスイベントに登場、小さな子どもたちから彼女たちのファンまで会場に集まった多くの人たちが、歌ったり踊ったりと大盛り上がりとなった。
BABY GAMBAは、1972年に刊行された児童文学の金字塔である斎藤惇夫原作の「冒険者たち ガンバと十五ひきの仲間」をベースに、子どもたちを元気にするキャラクターとして生み出された特別ユニット。ガンバをはじめとしたかわいいねずみのキャラクターたちがメンバーに名を連ね、その中に国民的アイドルAKB48メンバーの仲谷と田名部がボーカルで参加するという形となっている。彼女たちのデビューシングル「ええじゃないか」は、軽快なリズムとポップなメロディーの明るい楽曲で、会場の子どもたちは歌ったり踊ったりと大盛り上がり。パパイヤ鈴木が担当した振り付けは非常に覚えやすく、早くも振りをマスターする子どもの姿も。また、会場には遠方から遠征してきたと思われる彼女たちのファンも多数来場。屋外で行われた開放感あふれるステージに田名部も「外でやると気持ちいいですね!」とすっかりご機嫌だった。
日本三景といわれる松島だが、BABY GAMBAの二人はこの地にやってきたのは今回が初めてだという。田名部は「すごく海がキラキラしていて感動しました」とその景色にすっかり魅了されてしまった様子。一方の仲谷は、現時点で所属しているAKB48メンバーの中では唯一の東北出身者(岩手県出身)ということもあり、BABY GAMBAの「ええじゃないか」が東北映画祭2011のテーマソングに決定したことについて、「皆さんに元気になってほしいという気持ちが強かったので、うれしかったですね。仲谷は岩手県出身なので、がんばりました」と喜びのコメントを寄せた。
海岸沿いに位置する松島は、3月11日の東日本大震災で島の文化財の一部が破損するなど津波の被害にあったものの、他の沿岸地域に比べると、被害が奇跡的に少なかった地域。現在は急ピッチで復旧作業が進められており、町民が一丸となって、日本三景松島の復興を目指しているところである。そんな町民の復興への思いをBABY GAMBAの二人がしっかりとキャッチ。彼女たちの笑顔は、きっと東北地方復興の一助となったことだろう。(取材・文:壬生智裕)
「東北映画祭2011 in 松島」は松島十二支記念館駐車スペースにて9月19日まで開催中