本家「ゴルゴ13」映画化を受けブレイクなるか!?モノマネ芸人・ジョーク東郷が『アサシン』試写会を席巻
22日、東京・なかのZEROにて、被災直前の仙台でオールロケを敢行したジャパニーズ・ノワール・アクション映画『アサシン』の完成披露試写会が行われ、殺し屋(アサシン)つながりで司会者として出席した「ゴルゴ13」ことデューク東郷のモノマネ芸人・ジョーク東郷が、試写会を席巻した。主演の馬場良馬と久保田悠来、岩田さゆり、主題歌を歌った歌手のSindy、小原剛監督らが出席したこの日のイベントだが、本家「ゴルゴ13」のハリウッド映画化という波を受け、ジョーク東郷もブレイクすることができるのか? ジョーク東郷が、波に乗っていることを証明してみせた。
『アサシン』は、スタントマンからアクション監督を経て映画監督となった小原監督が、日本ではなじみのないノワール作品をジャンルとして確立しようと挑んだ意欲作。作品のスタイリッシュな映像さながら、舞台あいさつも締まった雰囲気で行われるものと思いきや、山本リンダの「狙いうち」の前奏に合わせ「ゴルゴ~、ゴルゴ~、ゴルゴルゴ~」と歌いながら登場したジョークがその後の流れをさらっていった。
イカツイ風ぼうとは裏腹に、甲高い声でよく話し、慌てた様子が絶えない姿が、登壇者と観客の心をガッチリとつかんだジョーク東郷。試写会に先んじて『アサシン』を鑑賞し、馬場と久保田、長身イケメン二人が殺し屋に挑んだ本作を、「殺し屋のわたしから見てもさまになっていた」「殺し屋の気持ちがにじみ出ているところを観てほしい」など、やや的の外れた感想で評価。さらに暴走は止まず、主題歌を歌った韓国出身の歌手Sindyに「(馬場と久保田)恋人にするならどっちがいいですか?」と質問するも、Sindyに「どちらも半分半分ぐらいがいいと思います」と大人の機転で巧みにかわされた。なお、この日は馬場と久保田がフォトセッションで持つはずの銃が届かないというアクシデントがあったが、ジョーク東郷が持参の銃を二人に貸すことで無事終了し、好アシストを見せる一場面もあった。
『アサシン』はベストセラー作家・新堂冬樹の小説を原作に、非情な暗殺者と少女の逃避行を描くノワール・アクション。日本を皮切りに、韓国やマレーシアほかアジア各国での劇場公開が決定している。(取材・文:長谷川亮)
映画『アサシン』は10月8日よりシネマート六本木、ワーナー・マイカル・シネマズ大宮ほかにて全国公開