正統派美少女の橋本愛、かわいすぎて不細工なキャラを演じるのが困難だったことを明かす
24日、正統派美少女として注目される女優でモデルの橋本愛がタワーレコード秋葉原店で行われた映画「アバター」のDVD発売記念トークショーに登場し、「陰湿な役柄が多いけど今度はギトギトした典型的なぶりっこの役をやりたい」と15歳らしく照れながらも今後の展望を語った。
秋らしい色のニットにミニスカ、ブーツであらわれた橋本は大きな瞳に黒髪スレンダーという絵にかいたような清楚系美少女。本作では地味で目立たない女子高生役を演じるにあたり「どれだけ不細工にしようかと監督と話し合った」と笑い「監督にいい不細工だったよと言われて複雑だった」と当時の心境を明かす。話し方も素振りも冷静で落ち着いている橋本はよく近寄りがたいと思われるのだそうだが、実際は「共演者やスタッフの方には『イメージと全然違うね』とよく言われます」という。
そんな橋本は映画「告白」で学級委員長を演じ鮮烈な印象を残しつつ、今年公開された本作の「アバター」で主演を務め、その後も「管制塔」「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」や来年夏に公開予定の「Another」「HOME 愛しの座敷わらし」など数々の映画出演が目白押しの注目女優の一人。またミスセブンティーンに選ばれた経歴も持つ。
水谷豊や安田成美と共演する映画「HOME 愛しの座敷わらし」の撮影現場は普段緊張しない橋本もさすがに緊張したようで「水谷さんとスタッフの方は有名な『相棒』のチームだったので、そのなかに自分が入っていけるのかどうか心配だった」とも明かした。「陰気で陰湿な役柄が多いので座敷わらしの役かよく聞かれますが、私は水谷さんと安田さんの娘役です。あとは公開されてからのお楽しみです」と来年公開作をアピールし、今後は「弾けたアイドルやギャピギャピしてギトギトした典型的なぶりっこの役をやりたい」と若者らしい言い回しで今後の展望を語り会場に集まった多くの男性ファンを笑わせていた。
また私生活では高校生になってまだ半年あまりりといい、「忙しくて学校に行けているの」とのツッコミには「ノーコメントです」。買い物は渋谷や原宿に一人で行くらしく、橋本は「真剣な目で品物を選んでいるからか店員さんが声をかけてくれないんです」とプライベートなエピソードを披露した。
本作は「リアル鬼ごっこ」シリーズで知られる山田悠介の原作をベースにしたサスペンス・スリラーで、クラスで一番地味な道子(橋本)がインターネット上で自分の分身となる「アバター」に熱中するあまり現実と仮想の区別がつかなくなり異常な行動をとっていく狂気を描く。
映画「アバター」のDVDはGPミュージアムソフトより3,990円(税込)で発売中。(取材・文:池田敬輔)