オーランド・ブルーム、白目をむいてノックアウト!?華麗なる冒険譚『三銃士』最新予告編公開!
これまでに何度も映像化されているアレクサンドル・デュマの有名原作の再映像化に挑戦した映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の最新予告編が解禁され、本作で初の悪役を演じているオーランド・ブルームが白目をむくという衝撃的な姿が明らかになった。
オーランドが白目をむくのは、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる悪女ミレディに「すべてあなたのもの」とささやかれる場面。ミレディのセクシーさにやられたのか、それともほかに理由があるのかは今回の予告編からだけではわからないものの、そのまま白目をむいてしまうオーリーの姿はファンならば絶対に観たくなかったものかも? オーランドは本作で自身初の悪役に挑戦しており、今回の白目をむいた姿も含め、クールな印象の強かったオーランドが新境地に挑んだ作品といえそうだ。
本作でオーランド演じるバッキンガム公爵と共に、敵役として登場するのが、ミラ演じる美しきダブルスパイ・ミレディと『イングロリアス・バスターズ』での怪演も記憶に新しいクリストフ・ヴァルツ演じるリシュリュー枢機卿。彼らの悪役ぶりは実に堂に入ったものであり、時に主人公ダルタニアンや三銃士を食ってしまうのではと思わせられてしまうほどの演技力は必見。一方で、理想に燃える若者ダルタニアンを演じるローガン・ラーマンのフレッシュな魅力は全編にわたって本作に勢いを与えており、ラストまで目を離せないことは確実だ。
また、17世紀を舞台にしていながら巨大な飛空船同士のバトルが繰り広げられるなど、観客の目を楽しませるスペクタクルも充実しているのが本作のポイント。映画『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソンが本作でも惜しげもなく爆発やCGを用いている一方で、ドレス姿のミラが殺陣(たて)に挑戦しているなど、CGなどの最新技術に頼りきりになるのではなく、人間の体を使ったアクションシーンを織り交ぜることで、一つ一つのシーンがより完成度の高いものとなっているのには要注目。物語の最初から最後まで、いっぺんたりとも退屈するひまのない快作であり、最近では娯楽作という褒め言葉がこれほど似合う作品も珍しいと思わせられる作品に仕上がっている。(編集部・福田麗)
映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日より3D・2D同時公開