ユニバーサル・ピクチャーズが、『暗黒街の顔役』や『スカーフェイス』を基にした現代版のギャングを描いた映画を企画中!
ユニバーサル・ピクチャーズが、映画『暗黒街の顔役』や『スカーフェイス』を基にした現代版のギャングを描いた映画を手掛けることがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
これは、元ユニバーサル・ピクチャーズの会長マーク・シュミューガーと映画『シー・オブ・ラブ』や『カリートの道』をプロデュースしたマーティン・ブレグマンが企画している作品で、今回もあえてハワード・ホークス監督、ポール・ムニ主演の『暗黒街の顔役』、そしてブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演の『スカーフェイス』のリメイク作品という形態を取らず、現在の社会背景をもとに、あくまで現代版のギャング映画として描く予定でいるようだ。
オリジナルの『暗黒街の顔役』は、富豪ハワード・ヒューズがプロデュースした傑作で、暗黒街を舞台にした男の栄光と破滅を描いた作品で、禁酒法時代を背景に描き、5部門のアカデミー賞にノミネートされた。さらに現代風にリメイクされた『スカーフェイス』は、コカインの密輸が蔓延っていたマイアミを舞台に、キューバ出身の青年が暗黒街でのし上がっていく姿を描き、圧倒的なバイオレンスで高い評価を受けていた。
今回も『スカーフェイス』をプロデュースしたマーティン・ブレグマンがかかわっていることで、バイオレンス作品としては期待できそうだが、はたして誰が主役を務め、どのような社会背景で描かれるのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)