マイケル・ファスベンダー、BMWの1200ccバイクで映画祭に登場!ロンドン→イタリア→カナダ→フランス→スペインとはるばる約4800kmの旅!
本年度ベネチア国際映画祭で優秀男優賞を受賞したマイケル・ファスベンダーが、スペインで開催中の第59回サンセバスチャン国際映画祭にBMW製の大型バイクに乗って現れて話題になっている。
ファスベンダーは主演映画『シェイム(原題)/ Shame』が招待上映されているため20日深夜に現地入り。通常の場合、ゲストは、映画祭が用意したオフィシャルカーに乗って近隣の空港や駅から映画祭会場近くのホテル・マリア・クリスティーナに到着するが、いきなり5ツ星ホテルに似つかわしくない1200ccのバイクが横付けされたから一瞬、誰が来たのか分からなかったようだ。しかしヘルメットを脱いでファスベンダーとわかるや待ち構えていたファンが駆け寄り、サインや写真撮影に応じていた。
ファスベンダーが地元紙に語ったところによると、旅そのものはリドリー・スコット監督の映画『プロメテウス』の撮影が終了した7月末から始めたという。居住している英国・ロンドンを出発し、欧州を回って8月末にベネチア国際映画祭に参加するためにイタリアに到着。その後、トロント国際映画祭に参加するために一度カナダに飛びんでから再び欧州へ。アルプスの山々やフランス、スペイン・バルセロナと回ってからサンセバスチャンまでやって来たという。バイクの走行距離は、実に約4800キロメートルに及んだそうだ。どうやら父親を同伴していたようで「この20か月間、働き通しだったから一緒に過ごす時間が欲しかった」と旅の理由を語っている。
また同じく『ル・アーブル(原題)/ Le Havre』が招待上映されているフィンランドのアキ・カウリスマキ監督は、夫人と愛犬ライカを伴ってサンセバスチャン入りしている。サンセバスチャンは避暑地としても知られるだけに、皆、バカンス気分全開で映画祭に参加しているようだ。(取材・文:中山治美)