あやまん監督女優デビューで、あやまんJAPAN解散を宣言!? 秋吉久美子とコンビで「ぽいぽい」披露も!
30日、元赤坂の明治記念館で映画『女優』製作発表記者会見が行われ、本作で女優デビューを果たした、あやまんJAPANのあやまん監督が非常にレアな振袖姿を披露、さらにあやまんJAPAN解散(!?)宣言まで飛び出した。またこの日は、寺西一浩監督はじめ、銀幕デビューとなる杉村太蔵、友情出演の秋吉久美子、秋本奈緒美、そして女優生活40周年となる中野良子ほかキャスト陣も出席した。
本作は、寺西が2010年に発表し、岡田茉莉子主演による舞台版も話題になった小説作品で、映画版では寺西自身が脚本・監督も手掛ける。公開予定となる2012年はくしくも日中国交正常化40周年の節目となることから、中国の製作チームとタッグを組む日中合作という形で製作されることになった。この日、登場した女優陣は全員が振袖姿。中でも目を引いたのが、寺西監督が見立てたという紫の着物に身を包んだあやまん監督。いつになくおしとやかな、ワンオクターブ高い声で「お忙しい中、こんなにたくさんの方にお集まりいただき、まことにありがとうございます。幼いころから(女優業に)あこがれておりました……」とあいさつ。映画のサブタイトルにある「あなたにも、人生を変えるチャンスがある」という言葉を引用し、「わたしが身をもって感じております」とコメントするや、胸に手をあてて感極まった表情のあやまん監督に場内は大爆笑となった。
本作であやまん監督が演じるのは、カリスマヘアメイクアップアーティストの立木望。普段の「ぽいぽい」を封印した役になるというが、「演じにくさはないのか」という質問にも「いつもの自分で演じるだけですので。本当のわたしを見ていただけるということで、別にやりづらいことはありません。実は、あやまんJAPANは、女優になるための道具の一つなので。ごめんなさい。女優になるための夢がかないました。みんなとは今後いっさいかかわりません」という言葉に、監督の晴れ舞台を見るために来場していたファンタジスタさくらだ、ルーキタエ、そのほかあやまんJAPANメンバーたちは口々に「わたしたちを捨てる気か!」「裏切り者!」といったヤジを飛ばすなど場内は混乱の渦に(!?)。
その後に、行われた囲み会見でも「夢はかないました。あやまんJAPANに用はなくなりましたので。下品な言葉も今までさくらだとルーちゃんに言わされておりましたんで、自分としては一つも言いたくなかった」と語りかけるなど、あやまん監督の意志は変わらない様子。秋吉も「よいご判断だと」とあやまん監督の決断を後押しした。
しかし、話はいつしか、あやまん監督が楽屋で「ぽいぽい」を秋吉に教えていたという流れになり、秋吉と2人によるまさかの「ぽいぽい」が披露されることに。「あ、あたしがやると意外に下品じゃない」とご満悦な様子の秋吉の様子を見たさくらだとルーは、「新監督があそこにいる! 秋吉JAPANよ!」と狂喜乱舞。秋吉もまんざらではない様子で、「わたしは皆さんとこれからやっていくかもしれません。仲良くしようね」と「秋吉JAPAN」結成を高らかに宣言(!?)。一方のあやまん監督は重ねて「夢をかなえてくれて、今までありがとう」とコメント。波乱含みのあやまんJAPANの今後に注目だ(!?)。(取材・文:壬生智裕)
映画『女優』は2012年公開予定