デヴィッド・ボウイの息子が監督した感動ドラマ『ミッション:8ミニッツ』隠れた名作と大評判!本編映像が解禁!
デビュー長編映画『月に囚われた男』で映画ファンをうならせたダンカン・ジョーンズ監督の最新作、映画『ミッション:8ミニッツ』の本編映像の一部が解禁された。「もし人生が残り8分だったらどうする?」という本作のテーマを改めて印象付けると同時に、本作がサスペンスたっぷりなストーリー展開と重みのあるテーマを両立させた作品であることをうかがわせるものとなっている。
今回解禁されたのは、ジェイク・ギレンホール演じる主人公コルターが額から血を流しながら、ミシェル・モナハン演じるクリスティーナと最後の会話を交わす場面だ。列車を舞台にしたサスペンスアクションという印象が強い本作ではあるものの、その裏に秘められたドラマも決して見逃せない。今回の映像はそちらにスポットを当てたものであり、「もし人生が残り8分なら?」というコルターのせりふに対するクリスティーナの反応やそれに続く会話は、本作の魅力を凝縮した名シーン。その後の二人に炎が迫る場面など、わずか30秒ほどでありながら胸に迫るものがあり、ただのサスペンスアクションだと思っていると足元をすくわれることは確実だ。
本作は、列車テロで死んでしまった男の意識に入り込んだ主人公が、爆弾を仕掛けた犯人を見つけるために爆破直前の8分間を何度も繰り返す様子を描いたサスペンス。犯人を見つけそこねるたびに自分も含めた乗客すべての死を体験してしまう主人公の姿は観ているだけで痛々しく、胸を締め付けられる。やがて明らかになる数々の真実は、物語全体の印象を一変させてしまうはず。主人公たちが乗った列車同様、どこへ連れて行かれるかわからない疾走感が大きな魅力となっている作品だ。
監督を務めるのは、デビュー長編映画『月に囚われた男』が大きな話題になったダンカン・ジョーンズ。デヴィッド・ボウイの息子であることばかりがクローズアップされがちだが、前作で垣間見せた才能が本物であることを本作で見事に証明した。主演のジェイク・ギレンホールはもちろんのこと、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライトといった脇を固める俳優陣も素晴らしく、決して大作ではないものの、映画ファンを中心に早くも大きな話題に。隠れた名作としてぜひ語り継がれてほしい作品に仕上がっている。(編集部・福田麗)
映画『ミッション:8ミニッツ』は10月28日より全国公開